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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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オリンパスフラグシップミラーレス OM-D E-M1 MarkⅡ 搭載撮像素子はソニー製 / そしてソニーα9には世界初のフルサイズstacked

あ~、先週のIISWプログラムの件も書き途中、
そしたら今回のタイトル二件の情報と発表が、
それ以外にも、
 ・6月のVLSIシンポジウムのプログラムも発表されてる
し、
 ・NABも今週から始まる
し、
 ・NHKの技研公開も近い
し、
 ・SamsungGalaxyS8カメラ搭載撮像素子の情報も出てきた
し、
 あ~、情報の収集が間に合わ~ん、「何て週だ!」(←何て日だ!?)(^^;)


 まあしかし、嘆いていても始まりませんので(^^;)、既に各所で話題となっていると感じますが、
毎度遅れながらも弊blogでも残しておかなければならないことから。


TechInsightsサイトより (サイトのurlはまだchipworksなんですね)

◆オリンパスフラグシップミラーレスカメラ OM-D E-M1 MarkⅡ 搭載撮像素子はソニー製IMX270

拍手[4回]

オリンパス内部にもCMOSイメージセンサを設計する部隊は存在するものの、
やはりまだ自社設計のimagerの完成度は、現行製品に搭載可能なほどに高めることは間に合わなかったということですね。
(↑いや、やろうとしている難易度の高さを思えば、個人的にはそれも納得という時間軸ではありますが)


 ん~、しかし、上記以外の、センサについての新情報が何も無いため(上の写真の下の方の文字も、「弊社のレポートにはこんなことが書かれています」という様な宣伝内容で、イメージセンサについての情報は一切ありません--;)、以前のエントリ内容以外にコメントが残念ながら出来ません。

しかしあえて気になりだしたことを書いておくことにしますと、

”実は、オリンパスのOM-D E-M1 MarkⅡ搭載撮像素子も、積層型センサだったということはないのかな?”

というものです。
 今回次に残すネタとして、ソニーがα9で世界初のフルサイズ積層センサ採用を発表する訳ですが、
そのセンサスペックが24Mpix20コマ/secで積層センサにして信号処理回路領域を増やしたり、DRAMを必要としているとするなら、
E-M1Mark2のAF非追従時の20Mpix60コマ/秒や、AF追従時の18コマ/Secでも、エンジン入力前にDRAMをバッファとが必要だったり、信号読み出しの処理回路の並列化などが必要ではなかったのかな?
というところからの疑問です。
まあ前者の60コマ/Sec時は、実際には1秒も連写し続けられない仕様なのでしょうから不要かもしれませんが・・・

ソニーは撮像素子メーカーでもあるためか、キヤノンやシグマ同様カメラ発表時に新たに採用した撮像素子自体のアピールを大々的に行う印象があります。
他方、オリンパスやパナソニック、富士フイルムは、自社製撮像素子で無い場合は、
(あまり撮像素子にばかり注目がいって、カメラ自体が注目や賞賛の的から外れることを嫌うためではないかと勝手に予想していますが、)
あまり撮像素子自体にフィーチャーするようなことはせず、あくまでカメラとしての凄さをアピールすることに専念するという個人的な印象を持っています。

ですので、仮にE-M1Mark2で積層型センサにしていても、そのこと自体は伏せていて特にアピールしなかったということもあり得るかなと。
ちなみに今回フルサイズで積層センサも出てきましたし、ソニーのRX100M4とRX10M2の時には既に1インチでは積層センサが技術的に可能でしたから、
昨年末発売のオリンパスのE-M1Mark2の際に、フォーサーズ(≒1.33インチサイズ)での積層センサ化も、ソニーであれば技術的に可能であったのではと思います。




 さて、世間は大騒ぎ? 私は何か最近ソニーがやることに免疫が出来てきて、何か逆にあんまり驚かなくなってきているように感じます(^^;)
ほんと、カメラ業界、最近ソニーくらいしか明るい話題を聞かないような気がします(^^;)

ソニー Eマウントミラーレス (あえてフラグシップとは呼ばないらしいですね) α9発表

ざっと情報を拾い集めると、特徴などは以下の様な感じでしょうか

世界初フルフレーム積層型センサ搭載
 (読み出し速度20倍高速化らしい)
◆有効2420万画素
20コマ/Sec連写
最速1/32000秒静音電子シャッター
◆秒間60回のAF/AE演算
693点像面位相差AF AFカバー率93%
 25点コントラストAFとのハイブリッドAF
ブラックアウトしないEVF
◆US$4500 日本¥で50万程度
◆body内5軸手ぶれ補正 (補正段数5段)
◆バッテリー容量2.2倍
◆SDでUHS-ⅡとⅠのdualSlot
動画は4K30pまで ←6K全画素読み出しからの
◆タッチAFあり
◆369万ドットで倍率0.71倍の高精細な有機ELパネルEVF
◆ジョイスティック搭載
◆LANケーブル端子あり
◆重さ673g
◆外観α7Ⅱと意外と似てる
◆5/26発売

 太字
がセンサ性能に関係があると思われる特性項目。

 まあまずはなんと言っても世界初のフルサイズ積層CMOSイメージセンサ

US SONYのHPの上図を信じると、流石に最近スマホ用途に開発された3層積層では無い様子
まあスマホ用の1/2.3インチと違い、フルサイズで積層型にした時のbottom基板に十分なスペースが存在するため、わざわざ3層構造なんてこった構造にする必要が無かったというところでしょうか。

上記3層構造の積層センサや、RX100M4などに搭載されているパッケージ裏面にDRAMメモリが搭載されていたimagerと考え方は同じで、
DRAM(上図(2))は、イメージセンサからの高速信号読み出しのバッファ用ということでしょうね。
(ちなみに上図(3)がセンサ信号処理回路。(4)が画像処理エンジン)

 以前弊blogのコメント欄で議論(?)させてもらったのですが、
結局一度積層型センサが量産できる技術が出来てしまうと、恐らくのところ(プロセス)技術的には積層センサを作る難易度は撮像素子サイズにほとんど影響を受けないのだと予想します。
結果、
 ①大きなチップサイズ同士の歩留まりの問題(≒コストの問題)
 ②そもそも大きなbottom基板側に何を搭載するの?
という問題を乗り越えてでも積層化することで得られるメリット(≒センサ及びカメラ性能)があれば、いつでもフルサイズセンサでも積層化するよ ということだったのではないのかな?と私見ながら思いました。

ちなみに今回はラフに言うと、以下の様に積層化する用件を満たせたのかなと。
 ①は¥50万のカメラ価格に転嫁しても利益が出る程度に歩留まりはある(もしくは上げられた)
 ②は、フル画素読み出し高速連写性能(20コマ/sec)を達成するためのDRAMと、恐らく高速読み出しのための並列処理用の信号読み出し回路をbottom基板に形成することで、ほぼフルサイズの基板を埋められた

 なので話は飛躍しますが、恐らくソニーにとってはここまでくると、最早中判センサの積層化も現行技術の延長でいけてしまって、
最近中判センサの裏面照射化の話が出ていましたが、
また近い将来、お高いカメラ用向け中判センサが、(中判センサとしては)高速連写可能になって積層化されて発表されることになるような気がします・・・
・・・と書きましたが、私が中判カメラに疎いので微妙なのですが、中判カメラって連写の需要ってあるものなのでしょうか?(^^;)
もし無ければ積層型センサは別の性能アップに貢献できなければ、中判センサでは出てこないということになりますが(^^;)



↑余談ですが、さてこれは何でしょう?

答え:今回のフルサイズ積層型CMOSイメージセンサの裏側に張り付いているPCB(?)基板
日本のソニーHPのコンセプト映像の中から切り出しました。
凄い高密度で凄い数のチップコンデンサとチップ抵抗と思われるものが集積(?)されています。
何かこれを見ただけで、この化け物的なスペックのセンサが、凄くソリッドな状況下でしか安定してフル機能を発揮出来ないのだろうなとか勝手に想像してしまいます(^^;)
(↑つまり、上写真中一つでも半田不良とかで怪しい付き方している部品があったら、安定動作しないとか、そういう様なイメージです)


 あと、もう一つ気になると言えば気になるのが、恐らく
”今までで最大画素ピッチの裏面照射型センサでもある”
という点。
ざっと計算すると、恐らくこのセンサの画素ピッチが約6um□
因みに今まででの裏面照射型センサで最大の画素ピッチであったと思われるのが、SamsungのNX1搭載撮像素子で、計算では凡そ3.6um□。
1画素の面積比で計算すると、ざっと2.8倍近い開き。

これ、恐らく流石にここまでくると裏面照射化の画素特性向上のメリットはほとんど無いのじゃないかという気が個人的にはします。
(カメラ及びセンサの要求仕様上)DRAM含めた積層センサにする必要があった ⇒ 裏面照射型でないと積層型センサに出来ないので裏面照射型にした・・・という様な話の流れじゃないのかな?と。


 そしてもう一つ気になるのは1/32000電子シャッター。
これ、他のカメラのスペックを覚えていないのですが、過去ミニマムな露光時間となるのでしょうか?
ちょっと最速シャッタースピードとなるのか私はわからないのですが、
気になったので、ざっと計算すると、
 1/32000秒=31.25uSec
つまり、電子シャッターの時間的なスリット間隔が上記時間ということですよね。

で、2400万画素センサで、3:2アスペクト比。つまり行数は約4000行。
これをフル画素読み出しで最速20コマ/秒で読み出すということは、1行の読み出しに掛けられる最大時間は、1÷20÷4000=12.5uSec

ということは、もし、このセンサの信号読み出し速度が20コマ/Secが限界なのだとすると、最高速時の電子シャッターのスリット幅は、
31.25÷12.5=2.5行分=15um間隔で、電子シャッターの先幕と後幕が走行しているということになりますね。

しかし、ソニーの発表文での電子シャッター時のローリングシャッター歪が無いことへの自信満々な感じからすると、実はセンサ自体の最高の読み出し速度は20コマ/Secよりももっと速いけれども、
単にカメラの仕様バランス上(バッファと連続撮影可能枚数などを考慮して?)20コマ/Secを最大連写速度にしているだけ・・・という恐ろしい可能性もあるやもしれません。←いや、これは完全に私の妄想です(^^;)


 あと、EVFのブラックアウトフリーな点も少し気になったのですが、それは次回以降書く時があれば書かせてもらうとして、最後に。
東京オリンピックイヤー2020年。
当然ニコンとキヤノンは次世代フラグシップ機を発売すると予想されますが、ソニーの今の勢いと意気込みを見ると、
ソニーはオリンピックイヤーから1年遅れで発売するこのα9を使ったプロスポーツ及び報道カメラマンからのフィードバックを受けて、
2020年に、ニコン、キヤノンのフラグシップに当て込んで3年間でα9MarkⅡといった様な後継機種を発売して、本気で2020年の五輪会場でソニーのカメラをそれなりの割合で並べるつもりな気がしてなりません。




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ソニーのイメージセンサ

"裏面照射型でないと積層型センサに出来ないので裏面照射型にした"というご見解は、私も本当だと思います。
マイクロレンズも集光効率向上のためではなく、もはや位相差検出と斜光対策が主な役割でしょう。
特開2017-73436(P2017-73436A)を見ると、ソニーセミコンダクタソリューションズは、積層構造を前提にして次世代センサを開発していますね。

センサ読み出し速度

Nikon 1 V2はAF追従15コマ/秒ですが、フラッシュ同調速度から推定されるセンサ読み出し速度は60コマ/秒です。
A9も、センサ読み出し速度は60コマ/秒のようですが、AFの追従限界が20コマ/秒なのでしょう。

裏面照射型

ソニーの発表では確か動画用熱対策だったと思います。
素子を動かす方式を採用しているメーカーは動画撮影時に発する熱の処理がたいそう困難です、そのために発熱の少ない裏面照射型を採用した。

シャッタースピードの最高値はミノルタのカメラで、シャッーターの羽がカーボンでできている特殊なシャッターで、1/16000秒か1/12000秒だった。このカメラミノルタのフラッグシップ機だったが魅力の無いカメラだった(もらって使っていたのだが取り扱い不注意で壊した、修理する気にならないほどのカメラだった、くれた人もいらないと人にあげるようなカメラ)

Re:裏面照射型

>ボケが進行中さん

初めまして。imagerマニアです。
物騒な(?)ハンドルネームですね。
しかし書かれている内容の記憶力からするとボケられてはいないと思います(^^;)


>ソニーの発表では確か動画用熱対策だったと思います。
>素子を動かす方式を採用しているメーカーは動画撮影時に発する熱の処理がたいそう困難です、そのために発熱の少ない裏面照射型を採用した。

 言われて思い出したのですが、
そういえば、私もどこかでその様なことを読んだような、
もしくはこのコメント欄でどなたかに言われたのか・・・?

しかし、私、”裏面照射⇒発熱が少ない”
の公式(?)が理解出来ないのですよね。
発熱なんて、結局
 ・消費電力
 ・チップ面積
くらいのファクターでほぼ決まりそうで、
裏面型か表面照射型か?の違いなんて、大した差など生まないのじゃないか?と。

もしわかるようでしたらご教示願います。


>シャッタースピードの最高値はミノルタのカメラで、シャッーターの羽がカーボンでできている特殊なシャッターで、1/16000秒か1/12000秒だった。

そのカメラのことは存じませんが(何せ私はカメラはデジタルからの人間で^^;)、
メカシャッターでそんな速い幕精度を出したものが存在したのですね。
私の疑問の想定は、”電子シャッターで”の前提で書いていました(^^;)

  • imagerマニア
  • 2017/05/29(Mon.)

無題

E-M1IIは高感度のS/Nでもある程度APS-Cとの差を詰めてきた印象がありますが、高速性と高感度S/Nを考えるとIMX270も裏面照射・積層型(ソニーで言うExmor RS)なのかもしれませんね。

α9は毎秒60回のAF&AEと謳われていますが、AF&AEだけならフル画素である必要はない気がしますし、フル画素での読み出しが毎秒何コマいけるのか読み取れる部分は仕様上見当たらない気がしますね。(シャッター同調速度はメカシャッター時らしいですし)
ただ、ソニーは本気で東京2020大会にαEマウント機で挑むつもりだ、というのはわたしも感じました。

Re:無題

>FTさん

お返事コメント遅くなりました(_ _)

>E-M1IIは高感度のS/Nでもある程度APS-Cとの差を詰めてきた印象がありますが、

最近、E-M10Ⅱのレンズセットとかに心惹かれます(^^;)
かなり小さい割には店頭で触った時にE-M5とかよりしっくりくる感じが個人的にするんですよね。不思議です。
body内手ぶれ補正を考えれば(被写体ブレは防げませんが)body内手ぶれ補正無し&手ぶれ補正無しレンズのAPS-Cカメラに対して感度面で上回れるのでは?と(←手ぶれ補正の分、ISO感度では無くシャッタースピードの方で稼いで・・・)

>高速性と高感度S/Nを考えるとIMX270も裏面照射・積層型(ソニーで言うExmor RS)なのかもしれませんね。

いつかIMX270の詳細が知れないかなと(^^;)


>α9は毎秒60回のAF&AEと謳われていますが、AF&AEだけならフル画素である必要はない気がしますし、フル画素での読み出しが毎秒何コマいけるのか読み取れる部分は仕様上見当たらない気がしますね。(シャッター同調速度はメカシャッター時らしいですし)

従来比”20倍”という数字だけはよく見る気がするのですが、
ぷんさんおっしゃる様にα7に対してなら100コマ/sec相当程度ということになりますね。
きょうびソニーにα7よりも駒速の遅いカメラは存在しないので、(α7R初代比やレンズカメラQX1比など)よほどセコイことをマーケティングや広報の人間が考えていない限り、100コマは固いということになりますよね。恐ろしい(?)ことです(^^;)
100コマ/secなら、確かにそろそろローリングシャッター歪も気にならなくなり始めるかもしれませんね。

>ただ、ソニーは本気で東京2020大会にαEマウント機で挑むつもりだ、というのはわたしも感じました。

toshiさんのお話を聞いて、「そうでもないのか?」という気もしますが、
ソニー自身がプロカメラマンの心情や状況を理解できずに(^^;)、でも”本気”という可能性は残るのかな?などとも思いました。

  • imagerマニア
  • 2017/05/29(Mon.)

無題

センサーからメモリーに送るまでの時間は少なくとも1/100秒より短いかと思いますが(a7の5fpsより20倍速いので)、
メモリーからフロントエンドに流せるデータ量、
もしくはフロントエンドで処理できるデータ量で頭打ちになっているようで(bit数は無視します)、
RX100M5だと20MPの24fps、a99IIで42MPの12fps、a9で24MP20fpsでほぼ揃っていますね。

Re:無題

>ぷんさん

初めまして。imagerマニアです。
もう見られていないかもしれませんが、筆不精で返信(?)遅くすみません(_ _)


>メモリーからフロントエンドに流せるデータ量、
>もしくはフロントエンドで処理できるデータ量で頭打ちになっているようで(bit数は無視します)、
>RX100M5だと20MPの24fps、a99IIで42MPの12fps、a9で24MP20fpsでほぼ揃っていますね。

 なるほど。
言われてみればその通りですね。

少し気になるのは、上記の中で、フロントエンド前のどこかしらでDRAMのバッファ?が入っているRX100M5/α9と入っていないだろうα99Ⅱ(・・・ですよね?)という違いがあるというところですが・・・

これは、α99Ⅱだけは、センサ読み出し速度≒センサI/O速度≒フロントエンド及びエンジン処理速度
であるのに対して、RX100M5及びα9の方は、ローリングシャッター歪低減のために(?)、カメラの連写スペックよりも、センサ単体の1フレームの読み出し速度が勝っている・・・
 ということを意味しているのでしょうか?


>センサーからメモリーに送るまでの時間は少なくとも1/100秒より短いかと思いますが(a7の5fpsより20倍速いので)、

↑”20倍速い”という文言は良く目にしたのですが、
その比較対象がα7だ
というのはどこかに明記してあったでしょうか?

・・・まあ、対象がα7以外になると、更に超絶な読み出し速度を誇ることになるのですが・・・(^^;)

  • imagerマニア
  • 2017/05/28(Sun.)

オリンピックとソニー

個人的には、ソニーがプロスポーツ分野を本気で目指しているとは思えないのですが、、、 大口径の望遠レンズを出すという話が一向に出てこない、物理的なタフさが向上しているように見えない(衝撃に弱そう、熱対策は? など)など、プロとして使いたいと思う前提が満たされていないんですよね。

余談になりますが、キヤノンやニコンのフラグシップ機がデザイン的に角をそぎ落として丸めているのは、衝撃対策の意味合いがあると思っています。角が立っていると、ぶつけたときに(ry

ちなみに、プロサービスという言葉は、どちらかというとプロよりもマニアの心をくすぐる効果が大きいので、プロサービスを始めたからといって本当にプロ相手に本気になったと考えないほうが良いと思います。キヤノンにしろニコンにしろ、プロサービスは赤字だと思いますし。高額機種を売るためのマーケティングかもしれません。^^;

Re:オリンピックとソニー

>toshiさん

返信遅くなり申し訳ありません(_ _)


>個人的には、ソニーがプロスポーツ分野を本気で目指しているとは思えないのですが、、、 
>プロサービスを始めたからといって本当にプロ相手に本気になったと考えないほうが良いと思います。

 それ単体では赤字にしかならないプロサービスを始めたからこそ本気・・・と思ってしまいそうですが、
”toshiさんが言うのであればそうなのかな?”
と思ってしまいますね(^^;)

 話が若干逸れますが、
富士フイルムもプロサービスを始めてますが、こちらはスポーツ・報道写真分野という観点では正直私も(?)”本気じゃ無いな”と感じます。
(つまり、本気でオリンピックに自社カメラをそこまで並べる気概は無いなと)

パナソニックもプロサービスを始める様ですが、こちらは明らかに動画メインのプロ相手を想定していそうな気がしますが、
そう遠く無い将来、プロの報道及びスポーツカメラマンが、動画から切り出す様な世界になった時に向けての”本気”かなと。

 上記2社と比べると、ソニーは(ソニーのα9を見ると)、喫緊の東京オリンピックで既に自社カメラをいくらか並べる意気込みがある(そういう”熱”?)を私は感じましたという話でした。

 ちなみに、どこかのインタビューで、オリンパスは”オリンピックに並べるカメラ目指すのは当社の方針では無い”という様なニュアンスのコメントをしていたと思いますが、
ちゃんと正直に言うのは潔いなと思いました。


 大口径のレンズラインナップとbodyの角の話は、その気になれば2020年までにギリギリ解決可能な課題の様に思いますが、
バッテリーや熱の話はおっしゃられるように難しいんだろうなーと思いました。
(ソニーの方針として、極端にα9よりもbodyを大きくするつもりは今後も無さそうという意味で)
結局、それをデメリットを押してもそれを上回るメリットをbody性能に感じたカメラマンだけがオリンピック等の舞台に持ち込むのかなと。


 いずれにしても、
”ちなみに、プロサービスという言葉は、どちらかというとプロよりもマニアの心をくすぐる効果が大きいので、”
↑これは言われてみればその通りかな
と思いましたf(^^;)

  • imagerマニア
  • 2017/05/28(Sun.)

Re:オリンピックとソニー

お返事は、私自身も遅いので、そこは気にせず、、、(汗;)
いまは、現実逃避をしています。(苦笑)

それで、本気で目指していると思えない理由はいくつかあるのですが、分かりやすい部分で言えば、「本気を見せるレンズのロードマップをいまだに見たことが無い」でしょうか。

自明ですが、カメラはレンズとボディによる「システム」です。必要と考えられるレンズが充実していなければ、いくら良いボディを持っていても役に立ちません。

撮影現場も、メイン会場のような広大なスペースを持つものから、体育館のような大きさの場所まで千差万別です。当然のように、必要とされるレンズも様々です。プロの要求に応えるというのであれば、この部分を無視できないはずです。

もし、私が現役のカメラマンで、αに投資しましょうと言って、必要とするレンズがそのときまでに出なかったら、怒られるだけでは済まないと思います。そのためにも、「必ずやります」というコミットをしてくれないと困ります。趣味でやっていれば別ですが。(苦笑)

いまのソニーのマーケティングは、正直に言ってある種のずるさを感じます。いいものを作っているのだから、もっと正面から来て欲しいなと“個人的に”思うのですね。^^;

Re:Re:オリンピックとソニー

>toshiさん

もう読まれてないかもしれませんが・・・

>もし、私が現役のカメラマンで、αに投資しましょうと言って、必要とするレンズがそのときまでに出なかったら、怒られるだけでは済まないと思います。そのためにも、「必ずやります」というコミットをしてくれないと困ります。趣味でやっていれば別ですが。(苦笑)

 いや~、やっぱりプロだった方の経験からくる話はリアリティというか、”あ~そうか~”と気づかされますね(^^;)
別にプロカメラマンの仕事を舐めていたつもりは毛頭無いのですが、
なんとなく感覚的に”レンズなんてマウントアダプターでサードパーティー製やなんなら他社純正レンズつければいいじゃないかαマウントだし”
とか思っていました(^^;)

しかし、プロとして考えると、
やはり、純正レンズでないとレンズのAF等フル性能or機能使えない
 とか
トラブル時にメーカー対応してもらえない
 とか、考えるとやっぱりNGってことですよね?

すると純正レンズ縛りになると、「オリンピックまでに大口径超望遠レンズが発売されませんでした」では、提案した担当者としは「ごめんねごめんね~」、「てへぺろ」とかのノリでは乗り切れないと・・・

確かに、自分がαマウントへの移行を提案した人間という立場になったと想定するとオリンピック一年前くらいに脂汗が出てきて眠れなくなり鬱病になりそうですf(^^;)

今後、ソニーの特にαマウントのレンズロードマップ動向にはそういう観点で注目しようと思います(^-^)

  • imagerマニア
  • 2017/08/16(Wed.)

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