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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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NAB show 2018のカメラ or 撮像素子関連 個人的おさらい

また2週だったか書かずに過ごしてしまいました、このblog。
今日は、復帰の肩慣らしに軽めに・・・

NAB show 2018が終了してしまいました。
最近国内のイベントも含めてほとんど行けていません
国内で行われるAfterNABというイベントに行くのもちょっと厳しそうです(--;)
そして情報収集も今一つできていないのですが、目についたカメラとしては以下の様な感じでしょうか?


 BMD (BlackMagic Design)

毎年黒魔術を用いて?カメラに限らずアホほど新製品をNABで”発表”する(発売するのは下手したら翌年ということもある会社だったのですが、最近はそういったことは減ってきているのでしょうかf(^^;))

BMPCC4K (BlackMagic Poket Cinema Camera 4K)


世間では詳しい方がその使いづらさに警鐘を鳴らされたりはしているようですが、
しかしまあ何と言っても¥15万程度というお値段(!!)
最近民生レンズ交換式デジカメの価格が高騰傾向の中、カタログスペックで見る限りのコストパフォーマンスは、
動画onlyでOKユーザーには破格な気配で、惹かれる方が多いのも頷けます。

撮像素子もsuper16mmサイズから4/3rdsフォーマットに格上げ。
もしかしたらGH5Sと同じ撮像素子ということも?(←全く調べずに適当に書いています。ご容赦)
ネガティブ要素は、その名称に反してポケットサイズでなくなってしまったことと、
何となく個人的にはデザインがダサい(←死語!?)ところか。


 CANON

CINEMA EOS C700FF

そのカメラの名の通り、搭載撮像素子フォーマットはFF(FullFrame=フルサイズ)
同じFFサイズでも、一眼カメラやSONY VENICEの様な3:2アスペクト比では無く、38.1×20.1mm
の17:9画角です。
やはりキヤノンもRED、SONYに倣い(?)即座にFFフラグシップカメラの発表です。
5.9KRAW記録、15stopのダイナミックレンジなどが特徴でしょうか


 SONY

FS5Ⅱ とXDCAMの業務用ハンディカムコーダー2機種

FS5の初代機とちょっと違いがわかりにくいのですが、
raw収録などのいくつかのオプションであった機能が最初から採用されたのと、VENICEで採用されて顧客からフィードバックが返ってきたカラー関係の変更があったとのことの様です。


 Kinefinity

Kinefinity Mavo

もしこのメーカーをご存知の方はかなりの業界通ですね(^^;)
中国メーカーだったはずで、数年前から名前を聞く様になったと記憶している会社です。
最初は”すぐに消えていくかな~”と思っていたのですが、
AJAが一機種シネマカメラを出したきりで、その後数年次機種の音沙汰が無いのとは対照的に、結構コンスタントに新機種発売している様です。
シネマ業界でどの程度認知され、また使われているのかよく知らないのですが・・・
基本的には”コストパフォーマンス高し”というところが一番の売りな様に見えます(←私の主観・・・というか、感じる雰囲気です^^;)

このカメラもsuper35mmとフルフレームの2バージョン存在する様で、
フルフレームの方は撮像素子のアスペクト比3:2だそう。
まさかSONYのVENICEと基本同じセンサってことは無いよな?とちょっと気になるところです。
もしくは民生一眼カメラ向けのフルフレーム素子をシネマ用にそのまま使っているのか。

いずれにしても、シネマ用カメラで販売数も限られるだろう中、super35mmの方でお値段$8000ということなので、このKinefinityという会社専用のカスタムセンサなどを作っていてはまずこのお値段では出せないのでは?と個人的に感じます。
ですので、もしこのカメラを分解したら、結構世の中で数が出ていて良く知られているセンサがお目見えするのでは?という気がします。


 RED

EPIC-W (に新たに搭載可能になった) GEMINI 5K super35mmセンサ

上記カメラbody自体はもうかなり前から存在するので、気になっているのは新たな撮像素子の方です。
5K super35mmセンサで、RED史上最高高感度センサだそう。
ダイナミックレンジも公称16.5stop以上とのことで、MONSTROセンサに匹敵するレベルの様です。
また、最近アピールするのが流行りになってきているのか、
このセンサもいわゆる”DUAL NATIVE ISO”的なものが搭載されている気配です。

毎度思うのですが、RED社が採用するセンサはスペックは興味深いものが多いのに、
少なくとも私が入手できる情報は少なく、とても気になる存在ですf(^^;)



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REDからフルフレーム8K60pセンサ ”MONSTRO”発表 ~ライバル?ARRI搭載撮像素子はアナログ信号出力でそれを外部でゲインアップ? / ソニーVENICE搭載撮像素子はやっぱり裏面積層型センサ?

7月8月のデジカメの出荷台数も、対前年比では2割~2割5分ほど上回っているようで。
ただ、昨年は9月から年末に向けて盛り返しているため、結果として年間で対前年微増で今年終わるようなイメージでしょうか。

 ニコンD850
DxOmarkスコアで民生機初の100ポイント達成だそうで、会社創立100周年を飾る良い記念になった感じでしょうか。

 Phase One 1億画素センサの”トリクロマティック”バージョン
このカラーフィルタ等の重なりの無い分光特性。
まああくまでイメージ図なので全く重なりが無い訳では無いのでしょうが、これで”忠実な色再現”が出来るものなのか、個人的には興味津々です。
各色のカラーフィルタの分光の繋がり部分の”色”に関しては、凄く感度が落ちるんじゃないかと感じるのですが・・・プロの反応が気になります。


 そしてまたもかなり個人的に気になるセンサが発表されました。
RED(シネマカメラ)から”MONSTRO 8K VV”フルサイズセンサ
名称の通りフルサイズ8Kセンサで、最大フレームレート60p
そしてダイナミックレンジは17+stop・・・ホンマかいなf(^^;)

REDオフィシャルyoutube動画からの切り抜き

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ソニーCineAlta「VENICE」 / 放送用カメラUHC-8300 / キヤノンXF405などの新開発センサ外観など ~及びIFAやIBC向けに発表されたカメラなど

さて、色々私用もあって2週空いてしまいました。
しかし、この2週が重要な2週で、IFA新型iPhone発表IBCが毎年連続する2週で(^^;)、前回エントリー時のニコンD850以降、まずデジカメで以下が発表 or 発売

 オリンパス OM-D E-M10 MarkⅢ
 キヤノン EOS M100
  富士フイルム X-E3
 ソニー RX0
 ソニー DSC-RXM10 M4

上記の中でおもしろい(≒新展開、目を引く)のはやはりソニーのRX0。
アクションカムの風貌で、しかしそれでいてソニーの中ではアクションカムのジャンルには属さず、ネーミングも”RX”冠
”あくまで高画質1インチセンサ搭載の小型カメラモデルです”
というソニーの主張
 小さく軽いですが、手振れ補正がつかないところと、アクションカムとして見た場合はレンズの画角がやや狭いことを鑑みると、確かにソニーの言う通りか。
そして、SLog2が搭載されるあたりと価格を見ると、プロかかなりなハイアマ狙いの機種という感じでしょうか。

 RX0はカメラとしては興味深いですが、Imagerマニアとして見た場合には、
上記今回発表されたカメラ群は、恐らく搭載撮像素子は従来同等品の流用な気配なので興味が湧く対象は無し。
(↑前機種に対して4K動画が追加された様なカメラもあるので、多少リファインされた可能性はありそうですが)


 で、お次はIBCで(個人的に)意外な展開。

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キヤノン 外販用グローバルシャッタCMOSイメージセンサ(と思われる) ~ISSCC2017より

また一週blog更新が空いてしまいました(^^;)
今年も早いもので、もう卒業・入学式シーズン。日本ではカメラが最も売れる時(?)でしょうか?

という訳でも無いでしょうが、ワールドワイドでは今年の1月は近年稀に見る絶好調なカメラの販売状況(正確には出荷状況ですが)の様子です。
レンズ交換式カメラに至っては、前年同月比プラスに加えて、2年前の'15年1月をも上回った様です。
コンパクトデジカメの減少幅も約7%と、こちらも各社年間通した想定減少幅と比べれば、恐らく小さな値で収まっていそう。
 恐らくデジカメ分野は、民生用途のイメージセンサ市場としては、スマホ、タブレット&pcに次ぐ3番目に大きな市場だと思いますので(←違いますかね?)結構なことだと思います(^^)


 今回は、まず2回前の弊blogのソニーの3層積層型イメージセンサに関する記載の訂正から(^^;)

日経のサイトから。図の下の記載から、大元の出典はソニーの今年のISSCCの恐らくプレゼン資料から
3層積層センサのデータフロー図

 既にコメント欄で情報及びご指摘頂いていますが、私は2回前のエントリで、
「DRAMへのアクセスはセンサ基板とロジック基板双方から行っているのだからDRAMを真ん中の層へ配置するのは何が疑問なんだろう?」
という様なニュアンスのコメントを書きました。

しかし、上図を見ると、(というか、上図を見ずとも過去のソニーの積層センサの多くは、)列ADC回路をbottomのロジック基板に配置してあるため、
データフローとしては、イメージセンサからのアナログ信号をロジック基板にまず通してしまうので、
その後、センサ基板(フォトダイオード配置基板)からDRAMに何かアクセスする必要性が発生しません。
故に、私の上記記載は、DRAM基板が真ん中に配置される理由には全くなり得ないことがわかります。

であるならば、後は私が思いつくDRAMが真ん中に配置される必然性と言えば、

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ソニー4K480fps積層グローバルシャッターsuper35mmフォーマットセンサ ~VLSIシンポジウム@ハワイ

以前、今年6月開催のVLSIシンポジウムでのソニー発表のイメージセンサの件について、発表タイトルだけからあれこれ推測で書きました
そして先週も一部日経系のサイトの記事の内容を取り上げたのですが、如何せん詳細が不明なまま(--;)

で、その後、完璧では無いものの多少詳細な内容がわかる記事がpcWatchに掲載されましたので、今週のエントリはそこから頂こうかと。
例年pcwatchでも最近はイメージャー発表件も1件くらいは取り上げてくれる傾向にありましたので、期待はしていたのですが(^^;)

pcwatchさんより。大元の出所は写真下部の通り”VLSI回路シンポジウム委員会”作成資料

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