忍者ブログ

Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

'16年 民生ビデオカメラ各社発売機種数とラインナップ一覧

いつからクリスマスが何の変哲も無い日常になったのでしょう(^^;)
日常なのでblog更新です(笑)
クラブワールドカップで鹿島が思いもよらぬ(?)健闘を見せ、今年はさすがにもうカメラ等の発売も発表も無いでしょうから、年内イベントは(大晦日あたりの格闘技を除き)終わった感じでしょうか。
私的には仕事もそこまで忙しく無いため、なんとなく今年も終わりな気分になってきています。

 さて、ということで年末恒例企画?今年振り返りシリーズ第一弾、民生ビデオカメラ編。
昨年は、”つまらないのでもうやらない”と書いたのですが、なんだかんだで惰性で行ってしまいました(^^;)

本当は、360°カメラかアクションカム、または業務用カメラか監視カメラあたりをかわりにやってみたかったのですが、エネルギーが湧かずマンネリで自分でもつまらないのですが・・・
なので、例年ほどには詳細な撮像素子スペック等の分析(?)は行っていません。
各社の民生ビデオカメラのリスト化と所感のみです。


↑ メーカー別の'16年 民生ビデオカメラの発売機種数

拍手[3回]

調査(?)対象メーカーは上図の通り
ソニー / パナソニック / JVC / キヤノン / GoPro (Woodman Labs)
の計5社としました。

※販売機種数は、上記各社の(リンク先の)それぞれの日本向けHPに'16/12/18現在掲載されていて、かつ価格.comで取り扱いがある機種をカウントしています
※価格についても、'16/12/18現在の、価格.comの最安値値としています
※正確には”GoPro”は会社名では無く商品名(ブランド名?)です。社名は”Woodman Labs”です
 今回は、GoProの方が通りが良いと思いそちらで表記しています


 さて、まずはこの市場の各社のシェアです。
すぐに見つけ出せたものとして、国内の結果になっていますが、2016年のBCNのランキングから。
1位:Panasonic(37.8%)、2位:Sony(36.7%)、3位:JVC(20%)

 なんと!!
おもしろく無いと書いたのですが、ひとつだけエポックメイキングなことが・・・
国内だけの結果とは言え、そして大変僅差とは言え、
ビデオの世界で1位がソニーでは無く、パナソニックになっています!

リンク先のBCNランキングでも2005年から昨年まではずっとSonyがシェア1位ですし、
調べてはいませんが、私がまだ中学生で撮像素子になど(^^;)興味を持っていなかった頃、”パスポートサイズ”で流行語大賞を取った時より・・・
いや、更にはCCDで民生カムコーダーの歴史を切り開いたテープ収録だった時代からでも、
もしかしたらずっとソニーがシェアNo.1だったかもしれません。

という位、このカムコーダーの世界でのソニーの牙城は揺るぎないものだったはずなのですが、(関係者には失礼ながら)この斜陽となった時代に遂にシェア1位のメーカーが入れ替わりました。
また、成熟市場の特徴か、(これも国内のみの結果ですが)上位3社でのシェアの寡占化は昨年よりも更に進み、
上位3社で95%近く占めています。


以下、順不同の雑感や気づいたことです。
その前にその雑感等の元になった各社の民生ビデオカメララインナップ及びスペック一覧が以下



※青ハッチ機種が今年'16年に発売された新機種になります


【ソニー】
・FHD機は新機種が出ているものの、主要スペックは進化無し
 →恐らくFHD機に関しては、ほとんど焼き直し(?)で変わり無し
 実際、1の位が5違う昨年モデルも併売されているが、価格.comでの売値は新機種と¥1000も違わず(^^;) 

・事実上新しくなったのは、4K機とアクションカム
 新機種については4K&アクションカム共に、撮像素子が1/2.3インチから1/2.5インチへと僅かに小型化

・かつ、4Kは1900万画素から、アクションカムについては2000万画素から、それぞれ総画素数が800万画素程度へ減少
 →撮像素子サイズは小さくなっているものの、画素数からすると画素ピッチは大きくなって感度や手振れ抑制の方向へ舵を切ったか

・フラグシップの民生での4K60p & XQDカードモデルが消滅
 →XQDカードが高すぎたか、60pの需要がまだ無かったか、単に今がモデルチェンジ時期で消えただけか?

・代わりに?、4Kモデルにも空間光学手振れ補正が搭載される

・NEX-VGシリーズ(フルサイズもしくはAPS-Cサイズ素子搭載、レンズ交換式Eマウントカムコーダー、ハイアマもしくはセミプロ向け機)が遂にラインナップから消滅
 →やっぱここの用途は、一眼動画か業務用機に収斂したってことなのかな?

・(昨年からその傾向はあったが)ソニー独自のプロジェクタ搭載モデルは不調?
 今年もなんとか1機種発売されるも、ラインナップ全体に波及することは無し
 →個人的には興味深い機能なのですが、それで価格が上がるとなると、買う側としてはそこまでの魅力を感じない人が多いのか・・・

・アクションカムにもソニーお得意空間光学手ぶれ補正機能が搭載されたのは、今年最大のトピックの内のひとつか
 →色々アクションカムは各社から出てきたけれど、結局最終的にGoProと現在張り合えているのはこのソニーのアクションカムシリーズだけな感じ?


【パナソニック】

・名称のノーマルMとMSの型番違いは”iAズームの有無”の違いが基本の様子

・1機種を除き1/5.8インチの小さい素子ラインナップを消してきた
 →超解像ズームの画質が良くなってきて?ズーム倍率は超解像ズームの方に任せて、ベース画質向上のために素子サイズは大型化の方針か?

・パナソニック独特の機能”ワイプ撮り”(液晶モニタ部についている1/5インチ程度の撮像素子で、撮影者のお父さんや、わが子の”引き=wide”絵を同時に抑えるための機能)に
 上位モデルには”ワイヤレス”機能が追加
 ※ここで言う”ワイヤレス”機能は、スマホで撮影した映像をビデオで撮っている映像の隅などに一緒にワイプとして取り込む機能のこと

・誤植では!?
 V480MSモデルが、有効画素の素子サイズが1/2.3インチで、光学ズームが50倍という、他社&自社比でも相当な差別化
 →これが本当なら、この機種がパナソニックのシェアを上昇させた原因!?
  これが本当なら、各ズーム域の映像の周辺部の歪みや画質がどうなっているのか個人的に興味深いところです

・綾瀬はるかやネイマールの印象が強い、パナ独自表現の”ウェアラブル”カメラの'16年の新機種は無し
 →売れてない?
  やっぱりGoProのインパクトや世界での普及度合のためか、アクションカムはああいう系統以外は受け入れられないのか?
 ↑個人的にはGoPro形状よりもアクションする人にとっては合理的なスタイルな気がしますが、所詮は使っていない人間の妄想か・・・

 結局ソニーとパナソニックのシェアが逆転した要因は何なのでしょうか?
私のカタログスペック面からの比較では決定的とまで言える差は無いように思うのですが(と言っても、シェアも実質同じ程度なので、それが妥当なことなのかもしれませんが・・・)、
ワイプ撮りが地味に受けているのか、今年発売した数が出るFHDモデルの進化がパナソニックの方に見られたからか、それともV480MSの驚異的なスペックのお陰か・・・

 超解像ズームの機能は(画質の違いはわかりませんが)双方とも持っているようですが。


【JVC】
・正直(申し訳無いですが)全般的にスペック面での進化で見るべきところは無い感じ
 →何機種か新機種が'16年に発売されていますが、いずれも何が前機種と変わったかわからず、単なる焼き直しの様子。価格面でも新機種と旧機種で大差は無い様子

・JVC全般の傾向として、耐衝撃、耐防水、耐防塵、耐寒冷(?)などに他社よりも力を入れている特徴がありそう

・相変わらず4K搭載モデルは無し
 →”まだ出しても売れない”という戦略な可能性も残りますが、この辺が私などから見ると”もう民生機には力を入れていないのかな?”と映ってしまうところ

・上位⇔下位のモデル間の違いは、基本は内蔵メモリの容量か、Wi-Fi機能の搭載/非搭載の違いか、その掛け算の違いか程度しか無い(様に見える)

 辛辣ですが、正直これで国内シェア20%確保できているのが逆に個人的には不思議(私だったら迷わずソニーかパナソニックの機種から選びそう)。
光学ズーム倍率の高さ、もしくは耐衝撃などの仕様に魅力があるのか


【Canon】
・(関係者には申し訳無いですが)JVCと同等かそれ以上に昨年からの進化において見るべきところは無い感じ
 G40のズーム倍率と素子サイズが前機種から変わったくらい

・JVC同様4K搭載モデルは無し

・キヤノン独特のiVIS-mini(X)系統のビデオカメラは受けているのか?は興味があるところ

 しかしどちらにしても、これではシェア奪還は難しそう(現状BCNのランキングを信じれば、国内シェアは5%未満のはず)


【GoPro】

・ひとときと比べて、ラインナップが随分とシンプルになった
 →4Kやそのフレームレートアップという解像度とフレームレートのスペックを追えば消費者に分かりやすい進化となった時代はあっという間に終わり、現状は前商品からの違いを新商品のどこに求めるのかに苦しんでいる!?
 または経営難の影響が出ているというのが実際のところ?



PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

ブログ内検索

カウンター

最新コメント

[03/28 hoge]
[03/26 hi-low]
[03/22 山川]
[03/18 hoge]
[03/08 hi-low]
[03/04 hoge]
[02/26 山川]
[02/26 山川]
[02/19 hoge]
[02/18 山川]
[02/05 hoge]
[02/05 hi-low]
[01/29 通りすがりです]
[01/28 FT]
[01/23 hi-low]

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

バーコード

プロフィール

HN:
imagerマニア
性別:
非公開