デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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”最近こんなミーハーなタイトルばかりでいいのか?噂サイトって訳でもないのに・・・”
と思うのですが、新たにペーパーみたいの読まなくてよいので、この手のネタは楽で逃げちゃうんですよね。予想なんて所詮無責任なものなので、そういう意味でも楽で(^^;)(←3つ前のエントリのニコンD5300の東芝製のまま説はほぼ間違いだと思われます。ご注意ください)
いい加減今回くらいでやめておきますm(__)m。
まず、さる11/07、パナソニックから新しいマイクロフォーサーズ用の撮像素子が発表されました。
特徴は色々あると思うのですが、やはり動画モードに特に力が入っているように思えるところではないでしょうか?
4K30p、240fpsモード、HD時等にラインスキップではない”画素混合”を用いているところなど。
噂サイトなどでは”次期パナソニックのGH3後継機(≒GH4)搭載用か!?”と書かれていますが、実際そうなるのだろうなと思います。
パナソニックのセンサについては以下の様におもしろい&高度な取り組みをしているように感じるので、一度このblogで採りあげたい採りあげたいと思いながら、発表記事以上の情報を得ることが出来ず、及び腰なまま現在まで至ってしまっていました。
表面センサを貫くポリシィ
マイクロレンズを無機材料で形成する試み。温度や経時変化に強い
感度upのためのカラーフィルタ代わりに分光素子を使う試み
1チップで3D映像を取得するセンサ
上記いずれも相当高度な技術だと心底思うのですが、翻って一眼レフ&ミラーレスカメラでのパナソニック製センサのテリトリーは、当初こそマイクロフォーサーズ陣営のよしみもあってか、パナソニックの自社製及びオリンパス製のカメラの多くに採用されていたはずです。
が、オリンパスがソニーと提携してからは、オリンパスのカメラが続々とソニー製とおぼしき撮像素子に乗り換えていき、しまいにはパナソニックのフラグシップGH3搭載撮像素子まで自社製とは答えずノーコメントと言わざるを得ない事態に・・・
この忸怩たる思い、及び非常事態と思われる状態を払拭する起死回生の一手が、上の写真のセンサなのだろうと思います。
上記センサの画素数を見て、「ん?待てよ、本当に起死回生の一手はこのセンサからなのか?実は既に失地回復の一手は打たれているのでは?」と思ったのが、本エントリの動機です。
総画素数からすると、GM1とGX7に搭載されたセンサー(総画素数1684万)かもしれません。HP掲載のセンサーの画像(CGに見えますが…)も、発表されたMN34230PLとよく似ています。
わたしもむしろGX7の撮影素子なのではないかと思いました。もっともE-M1も総画素数は端数処理のレベルでしか違わないのが気にはなりますが……。
そういえば、E-M5に始まるソニー製撮影素子は従来採用されていたパナソニック製のものと比べて実は微妙に有効面積が狭いらしく、同じレンズでも微妙に画角が狭くなるんですけど、どうやらE-M1はE-M5より少し広く写るそうで……?
>hi-lowさん、FTさん
imagerマニアです。
お二方のお話を聞いてると、少なくともGX7(とGM1も?)のセンサはパナソニック製で間違い無さそうな気がしてきました。そういう目でパナソニックのHPを見ると、上記二つのカメラとGH2のページのみ撮像素子の写真が掲載されており、その他のカメラは撮像素子を言葉ではアピールしているものの写真がありません。
会社のHPとしては、自社製のじゃない撮像素子のアピールをするのは・・・という心理が働いているのじゃ?と(^^;)
>そういえば、E-M5に始まるソニー製撮影素子は従来採用されていたパナソニック製のものと比べて実は微妙に有効面積が狭いらしく、同じレンズでも微妙に画角が狭くなるんですけど、どうやらE-M1はE-M5より少し広く写るそうで……?
EM-1の方は(自分で書いておいて何ですが)どうなんでしょうねー。DxOmarkの得点も、LowLightISOの数字がEM-5よりも(像面位相差AFを積んでいるとはいえ、仮に同じテクノロジのセンサであるなら)多少減り幅が大きすぎるのでは?と感じています。
しかし、実際お二方の言うように今回パナソニックが発表したセンサそのままがGX7に載っているのでしょうかね?
普通センサメーカーって、カメラが発表or発売されてからセンサを発表するものなんでしょうか?←まあセンサ発表先にしちゃうと、カメラの主要スペックがばれるというデメリットがあるのであり得る話ではありそうですが。
今回パナソニックが発表したセンサがGX7に載っているとした場合、動画は4K30pがカメラとしては仕様にありませんが、これは「画像処理LSIの処理やメモリの転送速度、またバッテリーや発熱が持たないからカメラとしては仕様から外してある」という風に理解すれば良いのでしょうか?
GX7については動画撮影時のEXテレコン(=クロップモード)がGH2やG6と同様に1080/60pまで対応している(GH3は解像度関係なく30fpsまで)というのも自社製説を補強する要素になるかもしれません。
あとニュースリリースや製品情報にセンサーについて割と具体的な改善内容が書いてある、とか……
> 今回パナソニックが発表したセンサがGX7に載っているとした場合、動画は4K30pがカメラとしては仕様にありませんが、これは「画像処理LSIの処理やメモリの転送速度、またバッテリーや発熱が持たないからカメラとしては仕様から外してある」という風に理解すれば良いのでしょうか?
センサーとしてはできるはずだけどカメラとしては対応していない、とすればそういうことだと思います。
たとえばRAW記録ではなく普通にAVCエンコードの4KカムコーダとしてはJVCのGY-HMQ10がありますけど、これは冷却ファンが付いているそうですし、4K映像をHD映像×4に分割してSDカード4枚に記録するという力業で4K/60p記録を実現しています。
アクションカムの類ならGoProでも4K映像が撮れますけど、あれは15fpsしか出ないですし……
4K2K動画のデータストリームの処理は、FTさんが指摘されたように、現在のコンシューマ用カメラハードウェアでは画像処理、記録、電源の全てに厳しいですね。
コンシューマ向け標準記録フォーマットになるであろう4K動画用AVCHD規格も、まだ決定されていませんので、その点でも現時点では製品への4K動画記録の実装は無理でしょう。
デジカメWatchに掲載されたE-M1とE-P5の比較記事で、E-M1のセンサーは大きいと書かれています。比較画像では、確かにE-M1の画像は画面中央部でE-P5よりも約2.5%小さくなっています。単純にセンサーサイズにすると、E-M1はE-P1よりも短辺方向でも0.3mm以上大きなことになり、とても工業製品の誤差範囲ではありません。
ズームレンズを使っていることと比較画像の焦点位置が異なっていることから、記事のセンサーサイズの違いに関する記述は信頼できないですね。
imagerマニアです。
>4K2K動画のデータストリームの処理は、FTさんが指摘されたように、現在のコンシューマ用カメラハードウェアでは画像処理、記録、電源の全てに厳しいですね。
>コンシューマ向け標準記録フォーマットになるであろう4K動画用AVCHD規格も、まだ決定されていませんので、その点でも現時点では製品への4K動画記録の実装は無理でしょう。
個人的な疑問として思っているのは
”最初から搭載不能だとわかっている(≒搭載しないと決めている)4K動画機能を積んだセンサをカメラに採用するのだろうか?”
というものです。
センサとして4K動画機能を搭載するというのは無理しているところもあるのじゃないか?と思ったりするのですが、
4K機能を搭載してもしなくても、センサコストに影響していなければ4K動画機能の無いカメラへの採用も抵抗は無いとは思うのですが、その辺が気になっていました。
>デジカメWatchに掲載されたE-M1とE-P5の比較記事で、E-M1のセンサーは大きいと書かれてい
この元記事を発見出来ていませんが、
>単純にセンサーサイズにすると、E-M1はE-P1よりも短辺方向でも0.3mm以上大きなことになり、とても工業製品の誤差範囲ではありません。
つまり、E-M1とE-P1(←5?)のセンササイズは同じで、そして同じセンサメーカー製だろう
とおっしゃりたいということでしょうか?
Imagerマニア さん
デジカメWatchの記事URLです。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20130925_616624.html
HLD-7を装着したカメラ全体像の写真とレンズマウント周辺の拡大写真の間に挟まれた文章中に、「スペック上の撮像画面サイズは従来と同じ17.3×13.0mmだが、E-P5と撮り比べたところ、本機のほうがわずかに画角が広かった」と記載されています。
ニコン、キヤノン、リコーは、センサーサイズの0.1mmの違いをカタログに明記しています。画角が明らかに異なるほどセンサーサイズが違うのなら、カメラメーカーがそれを記載しないはずはないと思います。特に4/3は撮像面サイズが規格で決まっていますので、カメラ毎にレンズの画角が異なることはありえないはずです。
E-M1とE-P5のセンサーの製造メーカーは多分ソニーと思いますが、確証はなにもありません。
生産規模を考えると、パナソニックはこのセンサーのアップデートで数世代のm4/3機を賄うと思います。そのためには、今はオーバースペックな仕様も実装可能な回路設計にしておく必要があるでしょう。4K2K動画モードは30fpsなので、おっしゃる通り無理をしているかもしれません。
追記
E-P5とE-M1のRawを比較すると、P5の方が良さそうです。
>hi-lowさん
imagerマニアです。
>デジカメWatchの記事URLです。
ありがとうございます。
自分では確認していませんが、文章中の
”スペック上の撮像画面サイズは従来と同じ17.3×13.0mmだが”
と、hi-lowさん検証の(?)0.3mm違いの矛盾を総合的に考えると、おっしゃるように導かれる答えは”撮り方に差異があるために写真画角の差異が出た”と考えるべきですね。
>E-M1とE-P5のセンサーの製造メーカーは多分ソニーと思いますが、確証はなにもありません。
http://mainichi.jp/select/news/20131119k0000e020151000c.html
間の悪いことに、このBlogエントリを行った直後くらいに上記記事が出ていますので、仰るとおり”ソニー製のまま、センサが更新された”と見るのが妥当と思います。
>生産規模を考えると、パナソニックはこのセンサーのアップデートで数世代のm4/3機を賄うと思います。そのためには、今はオーバースペックな仕様も実装可能な回路設計にしておく必要があるでしょう。
やはりそういうことなんでしょうか。GX7の素子がパナから新たに発表されたセンサであるなら上記おっしゃるように解釈するしか無い訳ですが、生産規模が小さくなると数世代まかなわなければならない制約がつくとすると、ますますジリ貧というか、
新技術をタイムリーに投入しづらくなるという意味で厳しいですね。前向きに考えれば設計的には効率的とも言えますが・・・。
>追記
>E-P5とE-M1のRawを比較すると、P5の方が良さそうです。
あれ?同じくソニー製とすると(画素ピッチも同じでしょうし)良くわかりませんね。
E-P5の”何が”E-M1よりも良いのでしょうか?
それとも像面位相差画素を採用した弊害と単に理解すべきですか?
>hi-lowさん
確かにデジカメWatchの記事は比較としてはあまり良くないと思いますけど、ところが実際に自分で撮影してみると、困ったことに同じフォーサーズでも画面サイズが有意に異なると考えざるを得ない結果になるんです。
たとえばリンク先はオリンパスE-P5とパナGM1で同じレンズで撮り比べたものですが、単焦点レンズでも誤差とは言えないレベルで写っている範囲に差があります。
> FT さん
比較いただきありがとうございます。お手間お掛けして申し訳ありません。
確かに、E-P5とGM1では画角が異なりますね。
職場にあるG2とGH3を借りて、メーカー内の比較をしてみます。
追記
G2とGH3を比較したところ、GH3の撮像面積はG2よりも2%ほど小さいようです。私のblogをご覧ください。
> imagerマニア さん
ペンタックス(リコー)がソニー製の16M APS-Cセンサーを使い続けていましたが、良いセンサーなら妥当な判断だと思います。4/3型センサーでこれ以上に画素数を増やしても、画質がコンデジレベルに落ちるだけでしょう。
Dpreviewで公開されているE-P5とE-M1のRawデータをRaw Therapeeで現像すると、色分解能の比較に用いた円形カラーパターン部分の分解能で、E-P5がE-M1に明らかに勝っています。E-M1では潰れている細かいパターンが、E-P5では残っています。
像面位相差素子用の回路を追加したことが、画質に何らかの影響を与えているのかもしれません。
> hi-lowさん
追試いただきましてありがとうございます。
わたしが撮影した画像でも厳密な比較ではないですがE-P5とGM1では2%程度違うようで、やはり“ソニー製総画素数1720万画素センサー”は本来より小さいんでしょうね。
もちろん実はパナソニック製の方が本来より大きかったという可能性もありますけど、E-M1でどうやら元の大きさに戻ったらしいこと、そして(マイクロ)フォーサーズにおけるパナソニックの立場も考えるとやっぱりパナソニックのサイズの方が正しそうな気もします。
もっともだからといってソニーのセンサーは小さくてダメだと言うつもりはありませんけど、0.1mm単位の画面サイズを書いておきながら実際には0.3mmも違うというのはちょっとどうなのよ、と思うところではあります。
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