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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

アプティナ(aptina)がソニーとクロスライセンス ~しかしソニー側からは・・・?

 アプティナが「ソニーとクロスライセンス締結した」とプレスリリースしています。

もう3週間も前の話ですのでニュースでも何でもないかもしれません。
実はこのニュース気づいていたのですが、私が”何か追加で考察できることないかな~”などと余計なことを考えていたので遅くなっています(^^;)

 このニュースを聞いてパッと思い浮かんだのが、
REDに特許訴訟起こされたのでソニーも弱気になってaptinaの提案に乗ったのかな?”
 というものでした。

 しかし気になることがいくつか・・・・・・一つ目は、
”このプレスリリースが一方的にaptina側からのみ発せられているように見えること”
です。
 ソニーのHPではこの様なリリースはされた気配がありません

いや、まあこの手の内容をプレスに発表する義務はないと思いますので、
aptinaは”これを公表すれば自社の評価(株?)は上がるだろう”
と考え、
一方のソニーは”これを発表しても自社の評価は上がらないし、イメージセンサtopを自負する者としてのプライドが・・・”
という思いがあっただけかもしれません。

 が、もう一つ気になるのは、
日経のtech-onという技術サイトにも一時間違いなく載っていたのですが、現在は記事自体が削除されている気配があることです。
 エバーノートとかに保存しておけばよかったのですが、そのようなことはしていなかったので、上記サイトにクロスライセンスの記事がupされていた、ということを証明する術はないのですが・・・

 上記日経のサイトから記事が消えたことは、ソニーからの圧力があったのか、日経が誤報だと判断した結果なのか、その他の理由なのか気になるところです。


 
もう一つ気になることは、
”aptinaは2009年にマイクロン(Micron)からスピンアウトして出来た会社で、歴史は浅い”
ということです。
”アプティナはイメージセンサ部門前身のマイクロンからイメージセンサ関連の特許の権利を引き継いでいるのでしょうか?”

 もし引き継いでいないのであれば、クロスライセンスの条件が金銭の授受なく両社の間で対等なものであるとすると、第三者の私の感覚ではあまりにもアンバランス(ソニーの方に条件が不利≒不利益)なように思えます。


 少し話の回り道をしますが、特許というのは、認可されてからだいたい15年が有効期間です。
つまり現在で言えば、だいたい1998年くらいに認可されたもの以降のものであれば(申請した会社がお金を払って特許を継続維持していれば)、まだ有効期間です。
 
1998年と言えば、まだ世はCCD全盛時代で、CMOSセンサは安価というメリットのみを持っており、いわゆるトイカメラ市場しか持っていなかったような時代です。
追加で余計なことを言うならば、携帯電話はまだ普及が本格化しはじめた程度の頃で、当然スマホはなく、”カメラ付携帯”なんてのも発売されていない時代です(←つまりそもそもスマホのカメラ市場なんてものは無い時代です)。

 その後2000年にキヤノンから”EOS D30”(←注:30Dではない)という一眼レフカメラにCMOSタイプの撮像素子が搭載されたデジタル一眼レフカメラが発売され、(私の認識では)世の中の空気が
”あれ?もしかしてCMOSセンサも画質的にうまくすれば実用になるの?”
 となり、その後徐々にCMOSセンサ市場が立ち上がります。
そしてCCDセンサの王者ソニーも、遂に2005年にハンディカムで自社開発CMOS初搭載製品をリリース
今では逆に市場から(ソニー自らも)CCDを駆逐し、民生用途では多くのものがCMOSセンサに置き換わりました。

 
 話を元に戻しまして、何故ソニーの方に不利だと思ったのかと言うと・・・
 CCDの特許でも画素の特許自体は現在でも通用するものが多いですし、CMOSセンサ搭載カメラを2005年に発売したということは、ソニーはCMOSセンサの特許申請及び登録もその数年前からは行っていたはずです。
 翻ってaptinaは(Micronから特許の権利を引き継いでいないとすると)、2009年から初めて特許申請を行ったことになります。
 このCMOSセンサ黎明期の5年かそれ以上の時間の技術進化の過程における特許の違いはかなり大きいはずです。
確かにその後、裏面照射センサや積層型センサという大きなブレイクスルーを起こしてはいますが、そのいずれもがソニーが先鞭をつけたものであることを考えると、ソニーとaptianの持っているパテント資産(?)は明らかにソニーの方がリッチだと思います(←すみません。憶測です。両社の保持特許を比較しての発言ではありません)。

 以前のエントリで採りあげたように、aptinaとソニーは、世界のスマホ&タブレット搭載カメラのイメージセンササプライヤーとして3位、2位のtopメーカー同士です。
両社が手を組めば、topのOmniVisionを追い落とせる可能性が広がるというメリットはあるのかもしれません。

 が、私はどうも日経の記事が消されたことと、ソニーが発表していないこと、そして何よりも上記ソニー側にあまりに不利な内容に思えること、などを考えるに、素直にAptinaの発表を信じて良いのか疑念を感じるのでした(^^;)。

どなたか詳しく教えてくださいm(__)m。
もしくは「そんなの穿った見方なだけで、真実はaptinaの発表の通りだよ」
という話でも構わないので・・・
以上よろしくお願いします。


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