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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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コンパクトデジカメの現ラインナップ と、それを見て思ったこと

最近、有名デジカメサイトなどを中心に、ニコンのデジカメ事業の不調が議論(?)されている様です。
いずれもニコンのデジカメ事業不振のソースは東洋経済のこの記事の様。

 デジカメ不調は業界全体のもので、業界盟主のキヤノンも早々に通期の予想を下方修正しているので、”何もニコンだけの話ではなかろう”とは思うのですが、
”デジカメがメインの稼ぎ頭であるニコンにより重大な危機である”という趣旨であるなら、その点においてはそうであろうと思います。

 で、その不調の原因の一つにニコン自身が挙げているのが、”コンデジ戦略が裏目に出たこと”だそう。
具体的には、”ローエンド機種からハイエンド機種まで揃えるフルラインナップ戦略を堅持。スマホによる影響をまともに受けた”とのこと。


 各社昨年あたりから低価格帯のコンデジから撤退する記事をチラホラ見かけていましたが、
今、ちょっと検索してみると、
キヤノン富士フイルムパナソニックオリンパスカシオ、それぞれの低価格帯のコンパクトデジカメからの撤退、ないしは撤退検討の記事は見つかるのですが、デジカメ大手の中で、ニコンとソニーのそれは見当たりません。

 ”はて、ではニコンとソニーはフルラインナップでコンデジラインナップが揃っていて、他社は低価格帯がポッカリ空いているのかいな?”

先に答えを言うと”否”なのですが、

上記疑問に思ったのと、

 私が最後にコンデジを購入したのが2004年。
以来少なくとも5年前には”普段使いカメラは携帯・スマホ、イベント時にのみデジ一”という、典型的なコンデジ衰退に加担した人間の一部でして(^^;)、
”最近のコンデジトレンドを全く知らん。ちょっとどうなってるのかな?”

という二点が今回のエントリのきっかけです。



↑ 各カメラメーカーのコンパクトデジタルカメラの現役ラインナップ機種数比較

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NAB show 2014で発表された4Kカメラたち ~備忘録と個人的所感

NAB show 2014 が、4/6に始まり、4/10に終了しました。

これは恐らく世界最大の放送機器展なのですが、過去

CINEMA EOS C500の発表や、
REDのDragonセンサの発表や、
Blackmagic Design社(BMD社)が初めて作ったカメラ”Blackmagic Cinema Camera”の発表や、
CMOSISセンサ搭載のBlackmagic Production Camera 4kの発表

などが行われたshowです。


 基本は”放送機器展”なのですが、
割と新しいハイエンドなイメージャーが投入されたカメラが発表されがちというimagerマニアとして外せない側面と、
それ以外にも、最近日本や韓国では放送が4Kにシフトしていく過度期であり、そのため機器的な側面ではリプレイスが進みやすいということで盛り上がりを見せている業界という意味において、
個人的に興味を持っている展示会です。


 今回、ざっと情報収集が終わりましたので、私自身の備忘録メインで、今回のNABで”新たに”発表された4Kカメラのリストと所感をまとめたいと思います。
普段よりも更に自己満足的な内容であることご容赦願います。
また、カメラのスペック等誤りがあれば、それもご容赦と是非ご指摘お願いします。



↑ 今回のNAB2014で新たに発表された4Kカメラリスト(私の把握する限り)

※上段の表のカメラが、年内発売を予定する、”ほぼ発売されることが間違いの無い”カメラたち

※下段の表のカメラは、展示会でのいわゆる”参考展示”的な色合いの強いと思われるもので、恐らく発売はいつかされるが、その時までに外観やスペックには変更が加えられる可能性が高いカメラたち

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Samsung NX2000 ~もしくはソニーNEX5とそっくり!?

 今月初日、サムスン(Samsung)が新型ミラーレスカメラNX2000を発表しました。
ちなみに、現代(ヒュンダイ)自動車同様、Samsungもカメラ分野は「日本では売れない」と、日本市場から撤退しています。
ですので、このカメラが日本で発表・発売されることはありません。

 で、以下がその新発表されたNX2000の外観写真です。
001_s.jpgoriginal.jpg







 で、右が2010年発売のソニーNEX5。

!!!ん!?そっくり!?

今回はそんなお話です(←今回は撮像素子のお話は無く、私個人の単なる備忘録です。ご容赦を)。

 

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ソニー α99 デュアルAFシステム(世界初の位相差AFセンサと像面位相差AFのハイブリッド) ~今後のカメラの差別化は画素数ではなくAFシステムか?

前回upしたエントリ通り、先々週末幕張メッセで開催されたCEATECに行ってきました。
CEATECの前身はエレクトロニクスショーですので、カメラや、ましてや撮像素子は主役ではありません。
が、デジカメを販売しているメーカーさんにとっては、デジカメは無視出来る分野ではありませんので展示アピールしてありました。
 その写真などをご紹介しながら、少し私の思うところなどを書かせて頂こうと思います。

※ちなみにガチガチのカメラメーカー(←CANON / NIKON / PENTAX)はCEATECには出展していませんでした

IMG_4143.jpg

















10/26発売予定。ソニーα99
35mmフルサイズ搭載一眼レフデジカメ。何ともグラマラスとしか言いようの無いbody形状。
α900が恐らくディスコンなので、ソニーのフラグシップ機ということになろうかと思います。

私imagerマニアが思うコイツの一番の特徴は”デュアルAF”システム。
以前エントリした、キヤノンvsニコンの像面位相差AFの話と似ている様で異なるソニーの世界初のこのシステムは
通常の位相差AFセンサと、撮像素子に埋め込んだ像面位相差AFのハイブリッドであるという点です。
(※富士やキヤノン、ニコンはコントラストAFと像面位相差AFのハイブリッド)

IMG_4130.jpg

















↑ α99搭載フルサイズ素子の単体展示。
2430万画素。画素ピッチ的にそこまで微細ではないため、ソニーお得意の裏面センサではなく、表面型のセンサ。
102点像面位相差AF搭載
ちなみに、今回のCEATECでimager(撮像素子/CMOSセンサ)単体展示をしていたのは、私が見た限りソニーとNHKだけでした。←NHKのは5月の技研公開時に展示していた8K4K120fpsスーパーハイビジョン用センサ

 α99の通常の位相差AFは19点。
AFポイントとしてユーザーが任意指定可能なのは、上記19点のみ。像面位相差AFの102点はあくまでアシストAF用途であって、ユーザーが指定は出来ません。
また、この像面位相差AFが有効に作用するのは、”AF-D”とソニーが呼んでいるAFモードの時だけで、つまりは静止画の時にしか作用しません。動画の時にはトランスルーセントミラー越しの通常位相差AF19点のみです。

 まとめると、今回のデュアルAFシステムにおける像面位相差AFの役割は・・・
静止画撮影時の(特に連写時を想定していると思われる)通常AFの中抜け防止もしくは通常AFのエリア外に被写体を外してしまった場合でも捕捉し続けるために使われる。ということになろうかと思います。

 何故この様な仕様になってしまったのでしょう?
特に動画で使用出来たほうが更に効果upが期待できた様に思うのですが、動画スピードではAFデータを後段のエンジンが処理しきれなかったりするのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃったら是非教えてください(__)

 しかし、まあそれにしても画期的なシステムには違いありません。
imagerマニアとしては、わずかでも光を損失するTLMは否定派なのですが、その特徴を良く活かしたデュアルAFだと思います。
後は実戦でのこのAFの効果のほど次第ではあると思うのですが、
”今後はデジカメも画素数ではなくて、こういうAF能力の高低によって選ばれる時代がくるのだろうな”
との思いを、今回一連の撮像面位相差AFの件で強くしました。
 特にミラーレスが一眼レフに取って代わるであろう将来に、この像面位相差AFの技術でリードしている会社が相当に有利なポジションをget可能だと思っていますので、この辺は注目していきたいと思ってます。

 α99発売直後に、またchipworksがこのソニー製センサの解析結果を発表してくれると思います。
imagerマニアとしては、撮像面位相差102点の配置を興味深く見させてもらおうを思います。


最後に、このα99、仕様を見てもかなり動画に力を注いだ一眼レフカメラだと思います。
恐らくこれを買う層は、”静止画だけでなく動画も撮る”というような方達ではないかなと。

http://www.youtube.com/watch?v=8DoPnCwmUCc
↑上記はソニーのオフィシャル動画ですが、1:15のあたりから、本格動画(CINEMA?)撮影用のリグ組をするシーンも出てくることから、ソニー自身もそちらの分野に使ってもらいたい意向があるように思います。

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ソニー NEX-VG900 発売に思うこと ~フルサイズNEXデジカメ登場に確信

前回のエントリーでpdfでレポートしましたが、先々週、幕張メッセにて開催されたCEATECに行ってみました。
CEATECの前身は”エレクトロニクスショー”ですから、特にデジカメや、ましてや撮像素子が主役のショーではありません。
実際今回のイメージでも、
スマート家電やスマートコミュニティー、スマートエネルギー、自動車メーカーの出展、TVディスプレイ
あたりが主役の様に私には感じられました。

 しかし、フィルムカメラの時代と違い、今やデジカメは各社電機メーカーにとっては無視不能な分野ですので製品を持っているメーカーではそれなりにアピールされていました。
今回はそのらの中からソニーから発表されていたタイトルのカムコーダーを取り挙げてみました。 

IMG_4113.jpg

















IMG_4114.jpg

















上の二枚は共に、ソニーの”NEX-VG900”です。
業務用カムコーダー(デジタルビデオカメラ)で、お値段¥30万くらいのものです。
多くの方が興味を示されないと思いますが、コイツはある未来を示唆してくれていると思います。

”ソニーはそう遠くない将来、フルサイズミラーレスデジカメをEマウントで発売する”

VG900自体はレンズ交換式の”Eマウントの35mmフルサイズ撮像素子搭載”カムコーダーです。
持った時、”フロント(レンズ部)ヘビーで手持ち撮影は超しにくそうだな~”というのが感想で、恐らくコイツ自体はさほど売れないだろうと感じました。
 が、そんなことは実はどうでも良いことで、この機体が発売されたことにより、”Eマウントはフルサイズのイメージサークルをカバーしているマウントであった”ということがソニー自身から示されたことが重要なことであると思います。
2枚目の写真はピンボケしているように見えますが、実はマウントの中のイメージャーにピントが合っています(^^;)
Eマウント径ギリギリまで撮像素子が迫っていることがわかるでしょうか?


 もう一つだけこのカメラでソニーの英断(もしくはヤケクソ感?)を感じたことがあるので補足を。

”世の中には現在のところEマウントで35mmフルサイズ対応レンズは存在しない・・・にも関わらず、ソニーはカムコーダーを発売してきた”

という点です。
どこか名も知られていない中小企業がやるならわかるのですが、天下のソニーがサポートレンズも出さずにレンズ交換式のカメラ(ビデオカメラ)を発売してくるというのは英断だと(もしくは裏を返すと追い詰められて何をやるのが正しいかわからなくなり「エイ!やっちゃえ!」感が感じられる!?と)思います(^^;)

 と言っても、世の中にはマウントアダプターなるものが存在しますので、αマウントは勿論、サードパーティー製のアダプタで良ければEFマウントなどのレンズも装着可能です。
ですので、現在このカムコーダーを買っても使えないということは勿論なく、αマウント対応レンズやEFレンズをアダプタ経由でレンズ交換可能ですので商品として存在価値も勿論あります。

 この他にも、ソニーは今回、α99(デジタル一眼)、RX1(コンパクトデジカメ)の35mmフルサイズ素子搭載デジカメを発表及び展示。
更には今回展示はなく、あまり日本では売る気がなさそうでしたが、しばらく前に"NEX-EA50”という、APS-Cサイズ素子を搭載した”肩載せタイプの業務用カムコーダー”(←主にウェディングムービー撮影及びドキュメンタリー撮影用途想定?)も発表しており、 「フルサイズに力入っているな~。勢いあるな~」と感じます。

 また、カメラでは最早ありませんが、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)も実機展示してあり、試着?に長蛇の列。
強いソニーの復活 / ソニーらしさ復活
を予感させる勢いを感じたCEATECソニーブースでした。
フルサイズNEXデジカメ始め、今後にも期待したいですね。 















































































 

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