タイトルの通りなのですが、
①
NIKON(ニコン)の一眼レフカメラD5300に搭載されている2400万画素CMOSセンサはソニー製
②
OLYMPUS(オリンパス)のミラーレスカメラOM-D E-M1に搭載されている1600万画素CMOSセンサはパナソニック製
上記①及び②が少し前に判明しました。いずれも例によってチップワークスのHPの情報で、確かな情報だと思われます。
②は有名な噂掲示板で話題になっているのを見ましたので、もう有名な話なのでしょう。しかし、①の方はネットで話題になっているのを私は見たことが無いのですが、価格.comや2ch等では話題になったりしているのでしょうか?(←それともニコン一眼レフにソニー製センサが載ることは意外でも何でも無いから話題にならないだけ?)
↑ニコンD5300搭載センサと同一のものと思われるD3300搭載CMOSセンサ写真
[0回]
↑オリンパスOM-D E-M1搭載センサと基本同じと思われるパナソニック発表MOSセンサ写真
(
※仕様を見比べると、位相差AF用画素の有無の差があると思われる)
↑冒頭、
チップワークス(chipworks)公表のオリンパスE-M1から取り出した撮像素子のダイマーキング部写真
※
MN34230がセンサ型番 ←これは
パナソニックのセンサ販売のHPの型番とも一致
※ただし、上写真右の
チップワークスの表示にはセンサ型番は”34231”とある
恐らく、パナから販売されている
MN34230にE-M1用に位相差AF画素を載せた特注品(?)がMN34231なのではないかと予想します。
じゃあ何故、ダイマーキングがMN34230なのか?という疑問は残りますが、もしかしたら像面位相差AF画素の追加は画素部配線層変更のみで対応できる可能性があり、その際上写真のダイマーキングはカラーフィルタ層でマーキングされているように見えるため、”MN34230と配線しか変更していないからカラーフィルタのマーキングが残ってしまった”ということなのかもしれません。
②のオリンパスカメラ(
しかも新ラインナップのフラグシップ機種)にパナソニック製センサの件は、
ソニーとオリンパスが提携し、「これからはお互いの強みをより活かして・・・」という様なtopの公式見解が出されていたのと、既にオリンパスのE-5と型落ち機種以外のカメラがパナ製からソニー製素子へと切り替わっていた後の出来事だったので、私も含め世間が(と言っても一部マニアだけの話ですが(^^;))意外に思ったので噂掲示板(?)で話題に上ったのでしょうか。
上記
パナ製センサが発表された際、
以前の本blogにおいて”画素数がオリンパスのE-M1と同等だが、これは偶然?この新しく発表されたパナ製センサのE-M1に搭載されている可能性がわずかながらあるのでは?”との主旨のエントリをしましたが、
今回のことから、
少なくともフォーサーズカメラの1600万画素センサに限れば、搭載撮像素子がソニー製かパナ製かは画素数の違いでほぼ予想可能だとの結論に私は至りました。
そして、上記結論が正しいとすると、少し前に発表された
パナソニックのフラグシップミラーレスのGH4搭載撮像素子はソニー製であろうということになります。
まず、上
記”パナソニック発表センサがGH4搭載用センサだろう”との予測が飛び交っていましたが、GH4が正式発表され画素数がわかりましたので、この可能性は無いことがわかりました。
(何故なら、GH4搭載撮像素子が総画素数1720万画素なのに対して、パナソニック発表センサは総画素数1685万画素だから)
そして次に、
GH4搭載撮像素子の画素数と、既にソニー製撮像素子搭載カメラと判明している例えばオリンパスのOM-D E-M5搭載撮像素子の総画素数が上記1720万画素で同一(←
ちなみにパナの現フラグシップ機GH3もこの画素数)。
というところからGH4搭載センサはソニー製であろうと思うようになりました。
↑チップワークス公開写真。ニコンD5300。下の方、ブルーのフィルタと半分被って”SONY”の文字
↑ ちなみにもう一枚チップワークスは写真をupしているのですが、この写真が一体何を言いたいのか?が私にはわかりません。まあ”おもしろいブルーフィルタの形しているな”とかは思いますが(^^;)
①のニコンD5300搭載撮像素子がソニー製であった件は、普通に考えれば意外でも何でもなく話題にならないのかもしれません。
ニコンは今まで一眼レフカメラは、ソニー、東芝、ルネサス製の3社のセンサを適宜採用していたからです。
しかし今回私は②のE-M1搭載センサよりも、こちらの
ニコンカメラ搭載センサの製造元がどこなのか?の方により興味を持ってました。
それはimagerマニアとして、冒頭センサ写真を見て頂くとわかるのですが、
”今まで見たことがなく、どこ製センサなのか全くわからなかったから”です。
その後、コメント欄のやりとりで、「D5300センサとペンタックスのK-3のセンサ(の周辺回路部分)が似ている」との情報を頂き、今年になってからのD3300発表時に
”D5300&3300搭載センサはソニー製なのか?”という主旨のエントリをしました・・・・・・が、既にこの時にはチップワークスが解析を済ませて公表していたという、何ともマヌケな事態になっていたとは思いもよりませんでした(--;)(^^;)
最後になりますが、今回の2件の内②のオリンパスの方に特に思うのですが、
センサ製造メーカーを再びパナソニックに切り替える もしくはピンポイントで再び採用する意図とは何なのでしょうか?
今回はパナソニックの方が、特に熱心に新発表センサを売り込んできて、かつその性能も良かったからという可能性もありますが、
いくら提携したとは言え、センサ供給先をソニー1社に搾ってしまうと、オリンパスはやはりソニーに足元を見られて高値でセンサを掴まされるというのを恐れたもしくは既に経験したということはないでしょうか。
だから、提携先とはいえ、ソニーを牽制する上でもパナソニック製をフラグシップに採用した。
ということだったりするのかな と個人的に感じました。
ですので、あくまで牽制なので、
今後オリンパスはパナソニックセンサに完全に切り替えるつもりはなく、比率的にはソニー製センサ採用率の方が今後も高めでありながらも、時にソニー牽制意図でパナソニックセンサを採用する という様なスタンスを取るのかなと(根拠は全くありませんが)思ったりするのでした。
基本的にはニコンが一眼レフ、ミラーレスで計4社(ソニー、東芝、ルネサス、Aptina)から撮像素子を調達するのも似た理由なのかなと思うのですが、こちらは
少し調達先が多すぎるのでは?と老婆心ながら思うので、今後どこか1社くらい採用実績が消えるのでは?と思ったりしています。
それがルネサスなのか?東芝なのか?
今後はimagerマニアとしてそのあたり(≒
どこが政治的、コスト的、性能的に敗北するのか?)に興味を持って見ていこうかなと考えています。
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