忍者ブログ

Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

'17年 コンパクト(≒レンズ固定式)デジタルカメラ各社発売機種数とラインナップ一覧

メリークリスマス!
さて、クリスマスイブの週末に虚しくなるのですが、毎年恒例となった(?)タイトルのエントリいきたいと思います。
 新たな発売機種数が減ったので、昔に比べてまとめるのが楽になったとは言え、
クリスマスの週末潰してさして興味の無いことに何時間使ってるのか?と自分の行為に疑問を多々感じるのですが、何か恒例化してしまったことはやらなければならない様な脅迫観念に駆られてしまってf(^^;)



拍手[1回]



↑各コンデジメーカーHPに'17/12/24現在リストアップされ、かつ'17年に発売済みのレンズ固定式カメラの一覧です。

※上表にリストアップしているのは、上記メーカーが日本国内向けに以下それぞれの公式HPに'17/12/24現在載っており、
 かつ、”価格.comでの取り扱い店舗が存在する機種”としています
※カシオに関しては、HPにて”流通限定モデル”と記載してあるものについては、リストから除外しています
※”~Edition”といった様な(コラボモデル等の)限定モデルもリストから除外しています
※ニコンのkeyMissionやリコーのWG-M2,オリンパスのTG-Trackerなどは、「アクションカメラ(=ビデオ)でしょ?」という突っ込みは甘んじて受けますが、ここでは販売メーカーの方を優先して整理しています。ご了承を(^^;)
※ライカなどのメーカーは、価格やその他の事情で私の興味の範疇からはみ出てしまうのでリストしていません

各社公式HP
 Canon / Nikon / SONY / Panasonic / 富士フイルム / Olympus / CASIO / リコー・ペンタックス / シグマ

 一応上記定義でリストアップすると、現役ラインナップ数は9メーカー合わせて87機種
同様にカウントすると
 '15年:86機種
 '16年:82機種
でした
ので、「あれあれ?いくら今年はコンパクトデジカメの出荷台数が底を打ちそうとはいえ、現役ラインナップ数が増えているのは??」と感じると思うのですが、

しかし、”それぞれの年に発売された機種数(≒新機種の数)”という観点で見ると、
全メーカー合わせると、
 '14年:62機種
 ’15年:47機種

 '16年:39機種
 '17年:24機種
と、やはり対前年比で見ても約38%減と、かなり減少していることがわかります。

これはつまりソニーを代表とする(?)様な、”型落ち品でも現役機種にラインナップし続ける”戦略?が定常的になってきているということですねf(^^;)

 以下、見にくいですが、各社別の年度別発売新機種数の推移です。


・今年はなんとCASIOが新機種発売数トップで7機種

・ニコンが昨年トップの10機種から激減で1機種
 シグマの”0”に続き、オリンパスの1機種とならんで下から2番目タイです
 DLの発売中止や、コンパクトデジカメの低迷が鮮明になって、今年明らかに発売戦略を修正したことが、部外者からも容易に想像できる数字変化です

・その他のメーカーも年を追うごとに新機種数は減少傾向。少なくとも増加させているメーカーはひとつも無い

・機種数的にはCASIOが1番ですが、正直前年度までの機種から何が変わったかわからないようなコピーの様な機種がほとんどで(唯一の例外はほとんどGShockカメラ、GZE-1)、事実上の1位は王者キヤノン。←今後のコンデジ業界の残存者利益を持っていくか!?


 以下メーカー別に所感ですが、

【キヤノン】

あくまでオーソドックス、上から下までの王道戦略ラインナップ

昨年のスクエアシリーズのリングカメラに続き、他社が注力する防水デジカメのラインナップが今年消滅

【ニコン】

新機種数が1機種の結果、ラインナップ総数は確保するものの、それらの発売年はほとんど昨年'16年のものになった

そのせいもあって単価が厳しいものになっている

キヤノン、ソニー、パナソニック、富士が上位機種の価格が最安値でも¥10万を超えてくるのに、ニコンはKeyMission以外は¥5万も超えていない

KeyMissionもあまり売れているとは聞かないし・・・

それでも価格.comではキヤノン、ソニーに次いで売れているのは流石というところ


【Sony】

特徴的なカメラとして今年新ラインナップ RX0発売

基本戦略は昨年と変わらず。

型落ちモデルも継続販売

発売機種数は絞り、ラインナップも1インチ以上撮像素子搭載のハイエンドか、高倍率ズーム機かの事実上2路線のみ

レンズスタイルカメラのラインナップは残るものの、昨年に引き続き新機種発売は無し

レンズスタイルカメラは事実上終わったラインナップか

【パナソニック】

唯一の4/3モデルであったLX100が消滅

ソニーの1インチ攻勢には勝てなかったか。

4K動画に強いのは相変わらず

今年は高倍率ズーム後継と下位機種を1機種ずつ更新

【富士フイルム】

富士潔し。
個人的に最も好感の持てるラインナップの明確さ

単焦点APS-C機と防水デジカメのみというラインナップは昨年から継続

そして型落ち品は現役ラインナップには一切残さず、現役は当年発売機種の2機種のみ。

事実上競争力の無くなった型落ちカメラを現役ラインナップに残されてもわかりにくいだけなので、他のメーカーも個人的には富士を見習ってほしい

 コンデジラインナップを絞ると、自社一眼カメラへのステップアップユーザーを取りこぼすリスクが昔はあったと思いますが、もしかしたら今はスマホからダイレクトにステップアップする人の方が多くなっているかもしれないから、
”コンパクトデジカメラインナップを持たないが、しかしレンズ交換式カメラを発売するメーカーも出てくるかもな”などとふと思いました。

【オリンパス】

昨年に引き続き、タフネス(アウトドア)モデルオンリー

今年は更にTG3桁機とSHという5軸手振れ補正搭載シリーズ()を削ってラインナップの簡素化を図っている様子

【カシオ】

前機種から何が変わったのかわからない面白みの無い後継機種が何機種か追加されている

ラインナップ機種数だけは相変わらず多い

今年、新型発売機種数は一位になった

しかし、正直会社としてこういう形でデジカメ事業を続けていく利益面でのメリットがあるのか個人的に甚だ疑問。中国とかでセルフィーカメラで儲けているのか?
目新しいところとしてGEZ-1という超タフネス?カメラがラインナップに追加
しかし、さすがに690万画素というのは需要あるのか?動画もFHD30p止まりの様だし・・・

【リコー・ペンタックス】

GR、タフネス、360°カメラ3種類のラインナップであることは変わらず。

今年はタフネスとシータの後継機種を1機種ずつ発売した

【シグマ】

DPQuatro4兄弟オンリー

昨年から変化無し

ある意味シグマはこれで良いというか妥当な線≒予定通りと思われる

この一年の上記カメラ価格の値崩れも無し




 また、最後に各社のコンパクトデジカメの撮像素子回りに関してですが、

◆画素数・撮像素子サイズトレンドに昨年からの変化は無い心象

 ほとんどのデジカメが1/2.3インチ2000万画素か、1インチ2000万画素のどちらか

 凄く大雑把には、上記に当てはまらないのは、

  ソニーのフルサイズRX1シリーズ

 シグマAPS-CサイズDPQuatroシリーズ
 富士とリコーの単焦点APS-撮像素子搭載カメラ

  ニコンとCASIOの古い機種に1600万画素と1200万画素搭載カメラがあるのみ

  一つ撮像素子で気になるのは、オリンパスのTG-5は、前機種よりも画素数を落として1200万画素になっている。フラグシップスマホでは画素数をあえて落とす戦略を取るスマホメーカーが多い気がするが、コンデジではレアケース。
アウトドア用で
F2.0レンズと相乗効果で暗時性能優先の思想?
1/2.33インチという素子サイズがなんとなくパナソニック製なのかな?とか思わせる


◆今年も、新機種の中で5台に1台程度の割合で、CCD搭載機種がやはり継続して発売されている

 CCDだと動画がFHD25p止まりで動画が期待出来ないが、

 それでも新型機に搭載されるということは、コスト面等でCMOSセンサより有利なところがあるのだろうか?




 今年はこれが最後の更新になりそうでしょうか。
それでは皆さま良いお年を

・・・もう今年が終わるなんで信じられないし、そんな気分にまだなれませんが・・・



PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

昔と同じようなこと書きますが、、、

コンデジのまとめ、ありがとうございます。(^^)

型落ちモデルですが、生産時に一定の数を作り、その在庫がある程度まとまって残っているうちはカタログに載せるという家電方式の影響なのだろうという話は、まま聞きます(このへんは、既知ですよね)。予定数を販売した場合、古い設計で再生産(補充)するよりも、製造コストにあまり影響しないソフト面で機能アップさせれば新しい型番とともにしばらくは現行モデルとして通用するとか、、、

個人的な感覚としては、「良い写真を撮りたい」という人よりも「自己アピールのためにインスタ映えする写真が欲しい」という人のほうが圧倒的に多いと思いますので、SNSと直接連動し、さまざまな画像加工が簡単にできるスマホにコンデジは勝てないですよね、、、

ブログ内検索

カウンター

最新コメント

[03/28 hoge]
[03/26 hi-low]
[03/22 山川]
[03/18 hoge]
[03/08 hi-low]
[03/04 hoge]
[02/26 山川]
[02/26 山川]
[02/19 hoge]
[02/18 山川]
[02/05 hoge]
[02/05 hi-low]
[01/29 通りすがりです]
[01/28 FT]
[01/23 hi-low]

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

バーコード

プロフィール

HN:
imagerマニア
性別:
非公開