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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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ソニーやサムスンのVTG(バーティカル トランスファー ゲート=縦型転送ゲート)ってどうやって転送しているの?

いや、大した話では無いのですが、しばらく前まで私タイトルのことが理解できずに気になってました。

 私が初めてVTG(バーティカル トランスファー ゲート=縦型転送ゲート)のことを知ったのが、このチップワークスがIISWで発表した解析記事最後あたりにあるソニーのコンパクトデジカメWX100搭載撮像素子の断面写真


↑ソニーWX100搭載撮像素子の断面写真 写真はchipworksより

”ん?どうやってこれ転送するの?実際には写真の奥行き方向にフォークみたいな門みたい何本もこの縦型のゲートがあって、ゲートで挟み込んだところをゲート印加時に転送路にしているのかな?”

とか考えていました。

しばらくして、サムスンがISOCELLなるものを発表
そしてISSCCでの同じくサムスンの発表内容から、ISOCELLと彼らが呼ぶ画素セル構造にVTGなるものが必須であることを知りました。
更にしばらくして、チップワークスの解析記事と上記ISSCCでのサムスンの発表資料からと思われる図を見て、どうやらソニーWX100で用いられているものと同様の転送ゲートをサムスンも取り入れているのだなということを確信。

 ということで、VTG(縦型転送ゲート)により興味を引かれてのエントリとなりました(^^;)。

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ソニーの湾曲センサの製造方法特許 ~もう一つの特許と4年前のトップの寄稿

そろそろマンネリになりそうですが、前回エントリに引き続き、せっかく(ソニーの湾曲センサに関して)もう1件特許を読んでいましたので、それをご紹介させてもらって一端この件終わりにしたいと思います。


 と、その前に・・・
(湾曲センサの特許の存在は今回初めて知ったのですが、)ソニーがセンサを曲げてくるのでは?というのは、実は私、数年前から”それなりの確率であるな”と思っていました・・・

 と、書くと「またまた知ったかぶりして自慢しちゃって」と煙たがられると思うのですが(^^;)、
別に予知能力でとか、そういった話では無く、
日経系の「日経エレクトロニクス」(NE)という定期刊行雑誌の2010年7/12号のp.75から始まる、ソニーの事実上の撮像素子部門のトップと思われる方の以下寄稿を読んでいたからです。

”フィルムをしのいだ撮像素子 次は人間の目を超える”
鈴木 智行 ソニー 業務執行役員 SVP 半導体事業本部 副本部長

※役職は当時のもので、今はきっともう少し偉くなられていそうです。
余談ですが、この鈴木さんという方、つい最近も同誌にインタビューされていた記事が載っていました。
往時の青紫色半導体レーザーの中村修二さんの特許訴訟ネタほどではありませんが、NE編集部が若干記事ネタに詰まったらこの方のインタビューをほうりこんで穴埋めしている気配が無きにしもあらずのような・・・(^^;)

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ソニー湾曲センサ特許 ズームレンズとの組み合わせも可能!? ~レンズの可変移動に連動して曲率を可変制御

以前のソニーの湾曲センサの学会(シンポジウム)発表の速報エントリの続編(?)です。

今年6月、ハワイで行われるVLSIシンポジウム
その公表されたプログラムのSONYの湾曲センサの発表者”K.Itonaga”さん

 日本での特許の公開件を対象に以下で検索。
①出願者:ソニー & 発明者:糸永
出願者:ソニー & 発明者:糸長

 Itonagaさんの漢字がわからないのと、日本語の特許を読みたかった(^^;)ので、あてずっぽうで引っ掛けに行ったら運良く2回目の”糸長”さんで引っ掛かってくれました。

多数特許の中から湾曲センサに関係しそうなものは以下4件。
1)特開2012-114189
2)
特開2012-182194
3)特開2012-182243
4)特開2012-182244

 が、「あれ?」上記特許の発明者のフルネームは皆、糸長”総一郎”さん。
これだとイニシャル的には”S”.Itonagaになるはず。
「特許執筆されてから今年までの間に婿入りされた!?それとも同姓の別人!?結構珍しめの苗字だと思うけど・・・」

 まあ関連特許が見つかったので細かいことは気にせず(^^;)いきたいと思います。

(※上記4件はいずれも”公開特許”であって”登録特許”ではありません。従ってその後登録されている可能性もありますが、上記公開特許の時点ではまだソニーの権利と日本の特許庁が認めている訳ではありません)



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NAB show 2014で発表された4Kカメラたち ~備忘録と個人的所感

NAB show 2014 が、4/6に始まり、4/10に終了しました。

これは恐らく世界最大の放送機器展なのですが、過去

CINEMA EOS C500の発表や、
REDのDragonセンサの発表や、
Blackmagic Design社(BMD社)が初めて作ったカメラ”Blackmagic Cinema Camera”の発表や、
CMOSISセンサ搭載のBlackmagic Production Camera 4kの発表

などが行われたshowです。


 基本は”放送機器展”なのですが、
割と新しいハイエンドなイメージャーが投入されたカメラが発表されがちというimagerマニアとして外せない側面と、
それ以外にも、最近日本や韓国では放送が4Kにシフトしていく過度期であり、そのため機器的な側面ではリプレイスが進みやすいということで盛り上がりを見せている業界という意味において、
個人的に興味を持っている展示会です。


 今回、ざっと情報収集が終わりましたので、私自身の備忘録メインで、今回のNABで”新たに”発表された4Kカメラのリストと所感をまとめたいと思います。
普段よりも更に自己満足的な内容であることご容赦願います。
また、カメラのスペック等誤りがあれば、それもご容赦と是非ご指摘お願いします。



↑ 今回のNAB2014で新たに発表された4Kカメラリスト(私の把握する限り)

※上段の表のカメラが、年内発売を予定する、”ほぼ発売されることが間違いの無い”カメラたち

※下段の表のカメラは、展示会でのいわゆる”参考展示”的な色合いの強いと思われるもので、恐らく発売はいつかされるが、その時までに外観やスペックには変更が加えられる可能性が高いカメラたち

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Samsung ISOCELL 実断面 ~GalaxyS5搭載撮像素子 埋め込みゲートとFront Side Deep Trench Isolationと像面位相差AFと

Samsung(三星)のドル箱事業であるところのスマホの最新機種”GalaxyS5”の分解記事chipworksにupされています。

imagerマニアとしての注目点は、搭載センサの”ISOCELL”の実構造。
以前のこのサムスンのISOCELL関連エントリにて、

 ・実際のところ具体的にどんな構造なのか?
 ・実際のところどうやって作っているいるのか?
 ・実際のところデメリットまで考慮すると、メリットはどの程度のものなのか?

という疑問を残して終了したのですが、その一部だけですが、明らかになっています。

↑チップワークス GaraxyS5メインカメラ搭載撮像素子写真

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