二つ前のエントリで、
NHKの研究段階の有機3層センサお話。
「ん?良く考えたら現役で製品化されている無機3層センサのことをあまり知らないぞ」
と気づいたのが今回のエントリの発端です。
そう、我々は既に
”1画素でちゃんと(?)3原色を得られる夢のセンサ”搭載カメラを、お金を出しさえすれば今現在でも手に入れることが出来るのです!
↓ 下の写真は
シグマSD1 Merrillの公式ページより。FOVEONセンサ
←本エントリとは直接関係ありませんが、センサ表面凄い斑模様ですね。
センサ表面がもしハメ込み画像で無いとすると、これはセンサ面内の膜厚ムラが大きいと思われます。各膜界面で反射した光の干渉度合いの違いが現れてしまっているのではないでしょうか。
センサ上端と下端では、上端の方が周辺回路領域が広く取られ、またパッケージのpin数も上端の方が下端よりも密になっており、数が多く見えます。
これは、何がしか重要な役割を果たす回路が上端側に配置されており、その回路ブロックに供給すべき電源/GNDやパルスが多く必要なためだと思われます。(←単純に出力pinが上端に固まっているだけという可能性も十分ありますが)
後どうでも良いことですが左上の斜めにボンディングされている2pin-2パッドは斜めである何か深い意味があるのでしょうか?普通に上と左にpinを用意しても普通にボンディング出来そうな気がしますが(^^;)
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