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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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Nikon D5200&7100搭載センサの画素断面 ~東芝製APS-Cセンサの画素断面

 以前のエントリニコンの一眼レフカメラD5200とD7100搭載の撮像素子は東芝製であることを書きました。
今回は、前回エントリchipworksIISW発表した資料に、上記東芝製APS-Cセンサの断面写真が公開されていました。

ので、それをネタにしたいと思います。
D5200.png←Nikon公式HPに掲載されている、一眼レフカメラD5200搭載の撮像素子写真
 

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Nikon V1 と ソニーα99 搭載センサの像面位相差AFの遮光について

 去る6月中旬、米国はユタで開催されていた2013 IISW(International Image Sensor Workshop)で、chipworksが発表した資料の中に、今回のタイトルのニコン V1 と sony α99 搭載撮像素子の像面位相差AF画素の平面及び断面写真が掲載されていました。

 像面位相差AF搭載撮像素子としては、富士フイルムのコンパクトが最初、次いでNikonV1とキヤノンの一眼レフ機、更にソニーのα99と続いています。(最近キヤノンは今後発売するEOS 70Dで新たな像面位相差AF画素センサを発表したばかり)

 以前、キヤノンとニコンの像面位相差AF画素の配置比較していた際には、双方とも上面からの顕微鏡写真のみで、詳細な画素の写真は(チップワークスが)出していなかったのですが、今回はそろそろ商品価値無しと見て(?)出してきてくれていましたので、以下転載。
 今回は、”そもそも像面位相差AF画素とはどうなっているのか?”という興味からのエントリです。

aptina.PNG←NikonV1搭載、Aptina製CMOSセンサの像面位相差AF画素平面拡大写真
 

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実用化済み 無機3層センサはどうなってる? ~シグマのFOVEONの断面と平面レイアウト

 二つ前のエントリで、NHKの研究段階の有機3層センサお話。
「ん?良く考えたら現役で製品化されている無機3層センサのことをあまり知らないぞ」
と気づいたのが今回のエントリの発端です。

 そう、我々は既に1画素でちゃんと(?)3原色を得られる夢のセンサ搭載カメラを、お金を出しさえすれば今現在でも手に入れることが出来るのです!

↓ 下の写真はシグマSD1 Merrillの公式ページより。FOVEONセンサ
highresolution_04.jpg
←本エントリとは直接関係ありませんが、センサ表面凄い斑模様ですね。
センサ表面がもしハメ込み画像で無いとすると、これはセンサ面内の膜厚ムラが大きいと思われます。各膜界面で反射した光の干渉度合いの違いが現れてしまっているのではないでしょうか。

 センサ上端と下端では、上端の方が周辺回路領域が広く取られ、またパッケージのpin数も上端の方が下端よりも密になっており、数が多く見えます。
これは、何がしか重要な役割を果たす回路が上端側に配置されており、その回路ブロックに供給すべき電源/GNDやパルスが多く必要なためだと思われます。(←単純に出力pinが上端に固まっているだけという可能性も十分ありますが)

後どうでも良いことですが左上の斜めにボンディングされている2pin-2パッドは斜めである何か深い意味があるのでしょうか?普通に上と左にpinを用意しても普通にボンディング出来そうな気がしますが(^^;)



ffc7266f.jpeg

 

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Canon "Dual Pixel CMOS AF"(新方式像面位相差AF)搭載 撮像素子

 キヤノンが一眼レフカメラ”EOS 70D”を発表
目玉は彼らが”DualPixelCMOS AF”(デュアルピクセルCMOS AF)と呼ぶ機能を搭載した撮像素子とその能力(≒速度)。
その能力に関しては、キヤノンの公式サイトにいくつかの動画がupされています・・・
が、「公式のものは信じれない!」という方には、このサイトの下の方で2種類のレンズ×ワンショットAForサーボAFの組み合わせの計4種の動画がupされているようですのでどうぞ。
 このAF速度に対する世間の反応は、「凄い!」から「普通じゃね?」まで様々なよう。しかし「キヤノンの今までのAF(←ハイブリッドCMOS AF)よりは速い」というのがどうやらどこでも共通見解(^^;)


 さて、そんな話題のAFの能力(速さや精度)も、カメラが発売されてからしばらくすれば評価は定まってくるでしょうから時間が解決。
imagerマニアとして興味があるのはやっぱりその原理と構造(^^)。
しかし今回のAF原理は、どうやら基本今までの光学ファインダー用AF(?)と同様なよう。
と言っても、私自身はさほど”従来のAF”のことを知らないのですが、概念と概略の構造は冒頭二つ目のリンクやこちらのページの動画である程度わかります。

 ですので、今回はそんな新しいキヤノンのデュアルピクセルCMOS AFの二つのフォトダイオードの隔て方について(公式発表を読んで)興味が湧いたので特許を調べてみました。

 キヤノンの今までの(=EOS kissX6i)の像面位相差AFの配置はこちら

new-cmos-sensor.jpg






↑キヤノンサイトにある”Dual Pixel CMOS AF”の概念の構造模式図(?)
 

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NHK技研公開2013 ~有機撮像デバイスに向けて

 時間が経ってしまいましたが、前回前々回に引き続き、NHK技研公開2013ネタで。
前回と同じ”次世代撮像デバイスに向けた要素技術”のブースから”有機撮像デバイス”の要素技術開発について。
IMG_5326.jpg













↑前回の立体構造CMOSインバータと合わせて一つのブースとして出展。
マニアックな内容ながら、結構人気があって、そこそこの人だかりでした。

 実は、昨年度は双方の要素技術開発とも”ポスター展示”の扱いで、”壁面にポスター一枚に展示説明員一人”の扱いだったので、(今年のブースへの昇格は、相席とはいえ)NHK技研の中でも双方ともこの一年で研究成果が徐々に認められてきた証なのではないかと、私が勝手に憶測し、ほくそ笑んでました(^^;)
 

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