デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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以前のエントリでも取り挙げたことがあるCMOSIS社。
特にメジャーな会社でも無い(←関係者の方が見ていらしたら申し訳ありません。この会社の概要については以前のこのエントリの前半部分参照)のに、私がそれなりの頻度でblogにするのは”この会社が好きだから”・・・
ではなく、結構遠慮なく(?)”自社のセンサの詳細な内容を世にopenにするから”です。
ちなみに”メジャーではない”などと断言してしまいましたが、カメラなどの分野ではそうですが、マシンビジョンなどの世界ではそれなりに名の売れた会社だと思われます。
以前書画カメラとして7000万画素フルサイズ撮像素子を製品化していますし、カメラの分野にしても、ライカのMやブラックマジックデザイン(BMC)社のBMPC4K(ブラックマジックプロダクションカメラ4K)にCMOSIS社の撮像素子が搭載されていることがわかっています。
今回は、本年6月中旬に米国ユタで開催されていたIISW時のCMOSIS社の発表資料のレジュメの様なものが出回っていましたので、そちらが元ネタのエントリになります。
↑上記CMOSIS社発表資料から ~グローバルシャッタ搭載センサの画素等価回路図
前回エントリに引き続き今回もiPhone5s搭載撮像素子(CMOSイメージセンサ/imager)についてです。
その後、カナダの解析会社chipworksが、今度はセンサチップの新たな写真を公開していましたのでそちらから。
↑iPhone5s搭載撮像素子(CMOSセンサ)の上面顕微鏡写真と思われるもの
全てIFIXTサイトの情報まんまです。
世の中で一部の熱狂者がiPhone5sで盛り上がっている中、imagerマニアとしての興味は当然
”搭載カメラモジュールの撮像素子(imager/イメージセンサ)がまずはどこ製か?”
で、答えは全く想定内のソニー製。
という訳で、(4のOmniVision製から奪い取って)iPhone4sから5sまでずっとソニー製ということに。
↑iPhone5s分解写真 のカメラモジュール部
刻印に”DNL***”
オリンパス OM-D E-M1発表。
オリンパスのフラグシップ機とのこと。
そして同時に社長自ら潔く事実上の一眼レフ終了宣言(?「現時点では新しい一眼レフ機を出す意思はない」)。
↑オリンパス公式HPより
話は少し逸れますが、噂掲示板(?)を眺めていますと、ソニーも何やら雰囲気的には今後αマウントをEマウントに統合か、αマウントもミラーレス化していく気配あり。
もし仮にそうなるとすると、レンズ交換式カメラ分野で言うと・・・
一眼レフ(も)発売メーカー:キヤノン、ニコン、ペンタックス(リコー)
ミラーレス専業メーカー :ソニー、パナソニック、オリンパス、富士
(そして加えてコンパクトデジカメ専業メーカーのカシオ)
ということになり、実際には「やはり一眼レフ分野では2強に敵わない。こうなったらミラーレスの将来性に賭ける」という内情で、ミラーレス連合が形成されてきた、と言えるでしょうか。
ペンタックスは、社名の由来にもなっているだけに、簡単には光学ファインダーを捨てることは出来ないか。それとも「もうリコーになっちゃったし」ということで、その内やはりミラーレス専業に向かうのか・・・。
どちらにしても、”レンズを資産”と考える向きにはよりわかりにくい時代になったと思われます。キヤノン、ニコンにしたところで、ミラーレスカメラには万一に備えて(?)体重は乗せてないにしても片足は踏み込んでいる訳で、今後の世の中の趨勢如何ではどこの会社がどのマウントなりカメラ事業自体から撤退に追い込まれるかわからないからです。
少なくとも、”会社が潰れるまでカメラ事業は潰さない”という気概のメーカーのレンズを揃えるのが良いとは思いますが、現状はどの会社とて”カメラ専業”メーカーは見当たらない訳で、悩ましいところではないでしょうか?
さて、既に心中先のメーカーを心に決めている方や、カメラ自体に興味の無い方には話が逸れ過ぎてしまいました(^^;)
今回は、オリンパスも遂に像面位相差AF搭載撮像素子を採用したとのことで、HPにその像面位相差AF画素配置が簡易的に載った写真(↓)もありましたので、それをネタに、それと各社の配置比較を交えながらいきたいと思います。
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