デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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全てIFIXTサイトの情報まんまです。
世の中で一部の熱狂者がiPhone5sで盛り上がっている中、imagerマニアとしての興味は当然
”搭載カメラモジュールの撮像素子(imager/イメージセンサ)がまずはどこ製か?”
で、答えは全く想定内のソニー製。
という訳で、(4のOmniVision製から奪い取って)iPhone4sから5sまでずっとソニー製ということに。
↑iPhone5s分解写真 のカメラモジュール部
刻印に”DNL***”
今回はセンサ単体よりも、個人的には・・・
”アップルが、(小型軽量の要求が強い)モバイル端末において、撮像素子サイズを大きくしてまで画素ピッチを前機種よりも大きくしてきた”
という事実に興味を抱いています。
(↑まあ、たったの0.1umピッチ程度ではありますが、この1.4umとか1.5umの世界での0.1umの差は小さくは無いと思います)
上記はアップルが
”写真の画質が良いことをアピールするのに、(多くのandroidOSのスマホの様に)画素数の多さをアピールするよりも、画素数を据え置いて画素ピッチを大きくすることを前面に押し出した方がコンシューマにも訴求する”
と判断したことを意味すると思うからです。
カメラやセンサに造詣が深いユーザーが多いはずの一眼レフ、ミラーレス、コンデジの世界よりも先に、まさかモバイル端末の世界で画素数競争を止めてしまうことが出来たならば、私の中ではそれこそが最大のアップル神話になると思います。
如何なAppleとはいえ、難しいことだとは思いますが。
今回は速報ですが、いずれまたchipworksが撮像素子の解析写真を公表してくれると思いますので、その時にまたこの撮像素子に触れたいと思います。
以下はIFIXTサイトのイメージャー関連部分(Step10)の意訳
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我々はiSightカメラを分解した。
iSightカメラの裏側には、DNL333 41WGRF 4W61W とラベルされていた。
我々の良き友、ChipworksのVice Presidentのジム・モリソンによると、”DNL”のマーキングは、iPhone4sと5で見たSonyのIMX145(←センサの型番)が内蔵されていたカメラモジュールにあったものと同じだとのこと。
カメラモジュール側面のマーキングは異なっているが、我々のindustryインサイダーは、「これはソニー製だ」と教えてくれた。
アップルは、「このカメラの画素ピッチは1.5umだ」と公表しているので、このセンサはIMX145ではなく、(ソニーの)新しい種類のセンサであるはずだ。
カメラの底面には、AW32 65BD 4511 b763とラベルされていた。
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iPadを使っている知人が、「プレゼンテーションでズームするために複数の巨大なjpegを作って同期したら、一定サイズにリサイズされてしまった」と言っていました。iOSはアプリの使用リソースに制限があるので、そもそもカメラの画像数競争が出来ないのかもしれません。
>iOSはアプリの使用リソースに制限があるので、そもそもカメラの画像数競争が出来ないのかもしれません。
もしこれが本当だとすると、Appleの先行きも真っ暗な、内部の人間の先見の明の無さというか、計画性の無さというか・・・ですね。
もし”画素数競争をしない!”という堅い意思があったとしても、私ならOS設計時にせめて2000万画素くらい使用可能なリソースを許可可能に作りこんでおくと思います。
ソフトはハードの性能を最大限引き出すのが仕事であって、totalの性能がソフト側で律速することなどあってはならないと考える人間です、私は。
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