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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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1.3億画素60fps(SHV用)センサの概要が来年ISSCCで発表 ~本年NHK技研で展示されていたものの発表で間違い無し。やはりForzaと共同でした

暫く前に、来年'15年2月のISSCC(←IEEE International Solid-State Circuits Conference。半導体業界のオリンピックと呼ばれる最も著名な国際会議の内のひとつ。論文採択率は例年1/3程度という狭き門)のプログラムが発表されました。
本年2月のISSCCのimager関係の報告内容(件数?)は低調ということであったのですが、来年のISSCCはその辺どうなのでしょうか?

 こちらのサイトでいくつかのimager案件の発表にも触れられていますが、日本からはimager案件で5件の論文が採択されたそうで、(日本に限らず)中でも注目なのは、NHK技研とForza Silicon(←US)の共同発表となっているものだとか。
 僭越ながら私個人の興味からも同意見でして、タイトルだけしか判断できる基準が無いのでなんなのですが(^^;)、タイトルだけで選ぶなら今のところ上記サイトの言う通り、NHK技研とForzaの発表に最も注目しています。

 かくしてその発表のタイトルとは・・・
133Mpixel 60fps CMOS Image Sensor with 32-Column Shared High-Speed Column-Parallel SAR ADCs
(邦題に無理矢理直すなら、”高速列並列逐次比較ADを32列で共有した1.3億画素60fps CMOSイメージセンサ”といったところでしょうか)

 こ、これは・・・!

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interBee(国際放送機器展)2014 ~新たな4Kカメラなど

先週行ってきました、幕張メッセで11/19~21に開催されていたinterBee(国際放送機器展)
昔からここを見てくださっている方にはくどい前置きになりますが、
 imagerマニアとしては、以下の様な理由により、ここ数年注目している展示会になります。
 ・割とハイエンドで新規なイメージャーを搭載したカメラが発表もしくは実機展示されたりしがち
 ・今、放送が4Kや8Kに向かって(少なくとも日本は)過渡期であり、新規の市場創出や機器リプレイスが進み、活発な市場であること

 interBee会期中に、ゲリラ的に(!?)、ソニーからα7Ⅱが発表され、驚きましたが、
フルサイズ初のbody内手振れ補正(←5軸。Eマウントのマウント径でよくやるものだと個人的に感心します。そして余談ですが、マウント強度の強化もメーカー公式発表している様です^^;)がメイントピックの様で、搭載撮像素子に特に手が入れられている気配は無さそうですので、当blogではスルーすることにして、今回はinterBeeネタにいくことにしようと思います。


 今年は更に開催50回記念(!!!何と50回目です。CP+やCEATECは主催団体の仲たがい(^^;)や人気復興のテコ入れのために何度も衣替えされていて、まだ歴史は浅いのと対照的です)の回ということもあり、例年にも増してご祝儀的な意味でも(?)盛り上がっていた様に感じました。
(という私は、昨年は仕事の都合上赴けなかったため、会場へは今年は2年振りでしたが・・・)

 
↑最近10年のinterBeeの登録入場者数と出展者数の推移

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iPhone6のフロント(≒サブ)カメラ搭載撮像素子のカラーフィルタ配列の謎は解けた!? ~同一カラーフィルタ画素を4分割している明確な理由がやはりあった!

以前、ほとんど今回のタイトル通りのblogエントリを行ったのが、早一月半前。
そのエントリのコメント欄にchiffonさんから、ソニーの特許情報をお寄せ頂いたのが丁度2週間前。
いくつかの頂いた特許情報の中から、iPhone6のサブカメラの奇怪なカラーフィルタ配列(?というかマイクロレンズ配列というべき!?)の謎を解くのに最も近道そうな特許を一つ選んで、都合良くまずはそれだけを読んでみました(^^;)

 結果、個人的見解を先に書きますと、
紹介頂いた特開2013-55499の中の実施形態の内の一つ(一部)が、iPhone6のサブカメラに採用されたソニー製撮像素子に、まず間違い無く適用されているだろうと感じました。

(上記特許は、公開時のものです。その後どうなったか把握していませんが、上記公開時にはまだ日本の特許庁からソニーの権利と認められた状態のものではありません)

今回の上記特許の私が興味を持ったところと、実際上記撮像素子に使われているだろうと思った画素配列等をご紹介したいと思います。


↑上記赤字特許の図9。 最も本特許の目的を分かりやすく表現していると感じた図面
(後で詳述しますが、同じカラーフィルタにおいても図面で色が異なるのは、”露光時間が異なる画素”であることを、この図面では意味しています)

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キヤノンのデジタル一眼レフカメラ7DmarkⅡ搭載撮像素子はオンチップAD搭載センサになっていたりするか? ~ガラッと変わった様に見えるセンサパッド数及びその配置

以前のphotokina前のエントリ後に、長きの沈黙を破って(?)遂にキヤノンのAPS-Cサイズ素子搭載カメラのフラグシップ7Dの後継機、
EOS 7DmarkⅡ
が発表されました。



そして、かなり珍しいことではないかと思うのですが、発売予定日から発売日が前倒しされ、つい先日既に市中に出回っていることになっています。

このカメラのスペックや評判については、色々なところで既に情報が出回っているようですが、
どうやら今のところの好評価部分を一口でまとめると、

”全点クロスの65点AFの配置(ファインダー内のカバー率)とAIサーボAFを中心としたAFの食い付きとその後の粘り”

に集約されている気がします。
スペックを一見すると、やはりプロ機(キヤノンで言うと1D X)に次ぐ高速連射機の位置づけだけあって、秒間10駒/秒の方に先に目が行くのですが、
多少意外なことに、上記AF周りの方がより評価されている様に私は感じました。

 そしてこのEOS7Dシリーズで特筆すべきことであったと感じるのは、初代機の”デジタルカメラとは思えないその寿命の長さ”です。
初代の7Dが発売されたのが2009年10月2日
今回のmarkⅡの発売日が2014年10月30日。

実に丸5年以上シリーズ最新機種として販売が続けられたことになります。
今後、デジタルカメラは銀塩カメラの様に成熟していくと思いますので、今後はこういう機種が増えていくとは思いますが、
恐らく今のところ(ライカ等を除き、日本カメラメーカー製カメラに限れば)一番の長寿デジタルカメラだったのではないかと思われます。


 さて、では前置きはこの辺にして早速imagerマニアなので、7D2搭載撮像素子の外観写真をば以下に。

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パナソニックVARICAM35搭載撮像素子は自社製(だそう)、そしてシャープの赤外線カラー暗視カメラ ~CEATECパナソニックとシャープブース

先週末、行ってきましたCEATEC。CEATECは土曜も行っている展示会なので、仕事の都合はほぼ関係無いため(blogエントリするかしないかはともかく)ここ数年は通えています。
開催場所が幕張メッセで遠いのが玉に瑕なのですが(^^;)

今年のテーマは「NEXT -夢を⽣みだし、未来を描け
ちなみに昨年'13年のテーマ「明日の暮らしと社会を創る技術力」
一昨年'12年「豊かな暮らしと社会の創造」
’11年テーマ「未来をつくる最先端技術」

 ま、表現は微妙に変われど、ニュアンスは毎年全く一緒ですね。NHKの技研公開のテーマと一緒で、特にテーマは気にする必要無い展示会なのでしょう(^^;)
良く言えばコンセプトにブレが無いってことで。


↑CEATEC 最近10年の入場者数および出展者数の推移

 で、入場者数及び出展者数に、最近の日本電機業界の元気の無さがモロに表れてしまっています。
出展者、入場者共に2007年がピークで、その後は右肩下がり。

”単なるキッカケに過ぎない。仮になくてもいつかはこうなった”

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