最近、有名デジカメサイトなどを中心に、ニコンのデジカメ事業の不調が議論(?)されている様です。
いずれもニコンのデジカメ事業不振のソースは
東洋経済のこの記事の様。
デジカメ不調は業界全体のもので、業界盟主の
キヤノンも早々に通期の予想を下方修正しているので、”何もニコンだけの話ではなかろう”とは思うのですが、
”デジカメがメインの稼ぎ頭であるニコンにより重大な危機である”という趣旨であるなら、その点においてはそうであろうと思います。
で、その不調の原因の一つにニコン自身が挙げているのが、”コンデジ戦略が裏目に出たこと”だそう。
具体的には、”ローエンド機種からハイエンド機種まで揃えるフルラインナップ戦略を堅持。スマホによる影響をまともに受けた”とのこと。
各社昨年あたりから低価格帯のコンデジから撤退する記事をチラホラ見かけていましたが、
今、ちょっと検索してみると、
キヤノン、
富士フイルム、
パナソニック、
オリンパス、
カシオ、それぞれの低価格帯のコンパクトデジカメからの撤退、ないしは撤退検討の記事は見つかるのですが、デジカメ大手の中で、ニコンとソニーのそれは見当たりません。
”はて、ではニコンとソニーはフルラインナップでコンデジラインナップが揃っていて、他社は低価格帯がポッカリ空いているのかいな?”
先に答えを言うと”否”なのですが、
上記疑問に思ったのと、
私が最後にコンデジを購入したのが2004年。
以来少なくとも5年前には”普段使いカメラは携帯・スマホ、イベント時にのみデジ一”という、典型的なコンデジ衰退に加担した人間の一部でして(^^;)、
”最近のコンデジトレンドを全く知らん。ちょっとどうなってるのかな?”
という二点が今回のエントリのきっかけです。
↑ 各カメラメーカーのコンパクトデジタルカメラの現役ラインナップ機種数比較
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