デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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ChipworksにFoveon X3 15Mの解析があったのですね。回路を増やすと開口率が小さくなるために、COが共通なのでしょう。
RGBが完全に分離されると中間色の推定が困難になりますので、カラーフィルター方式でも、各フィルターの透過光スペクトルには重なりがあります。"Vertival color filter"でも、あえてGとRの分離を悪くしている可能性はあると思います。
>hi-lowさん
imagerマニアです。
こちらのコメント欄であちらの分も。
顕微鏡で観察するのに撮像素子の知識もそんなに必要なのですね。大変失礼ながら素直に言って驚きました。どちらにしましても回答必要ないことにお答え頂きありがとうございます。
上記分光の件ですが、以下ページがおもしろいです。
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2010-06-22
一番上のグラフが通常原色カラーフィルタの分光です。確かに教科書などで良く見る形です。
一番下のグラフがFOVEON。その一つ上が色再現が忠実と表されたフィルムの分光だそうです。フィルムの分光は素人目にもきれいです。中間光に感度を残しつつ、RGBがきっちり綺麗に同じ形で分離されています。このフィルムが理想とするならば、通常フィルタとFOVEONとどちらが理想に近いのか?
やはりFOVEONの分光はカラー画像を再現するのに厳しそうに思います。最初のFOVEON搭載のシグマSD9の発売が2002年。2003年のFOVEONの特許の分光感度特性も上記ページのものと似たようなものでした。
エンジンで計算して再現するのがあまりに複雑で処理が重くなりすぎ、SD9はraw専用機になってしまったのでは?と思ってしまいます。
ただ、緑と赤のディテクターの間のバリアを高くしたら分離特性がよくなるのか?というと、そうとも限らないと思うので、仰るとおり意図してバリアを低くしている可能性は十分あると私も思います。
> imagerマニア さん
私は撮影装置がフィルムからイメージセンサーへ移行する時期を経験した世代で、同じ試料の写りが異なった際に、その理由を考える必要がありました。そのため、否応なしにイメージセンサーの知識が必要になり、気が付くと"マニア"になっていました…。
フィルムやセンサー用カラーフィルターと比較して面白いのは、網膜の錐体細胞の分光特性と分布です。ヒトの色覚は相当にいいかげんなことが分かります。
分光特性については以下のURLを、
http://www.ryobi-sol.co.jp/visolve/jp/colorvision.html
分布については以下のURLをご覧ください。
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/25-8/index-25-8.html
このいい加減さが、デジタルカメラによる色の再現が難しい原因なのでしょうね。
>hi-lowさん
imagerマニアです。
引用のページ拝見させていただきました。
私は「人間の目はグリーンの視感度が最も高い。だからベイヤ配列ではグリーンを他の原色の2倍配置している」という風に思い込んでいたのですが、引用ページを見ると、赤色の情報を得る組織が最も多いということで意外でした。
こんなこと(?)を気にしだすと「そもそも何故人間はX線や赤外は見えないのに可視光は見えるのか?」とかの哲学(?)に突入しそうですので、ここは”そういうもの!”と割り切っていきたいと決意した次第です(^^;)
失礼します。
3層フォトダイオードを垂直に組んでいる時点で、下2層の開口はかなり制限されるのではないでしょうか。
もしXY方向にずらして組んでいるのならば、水平型のデメリットを被りますよね。
どうゆうことだ~?
>mu-nowさん
imagerマニアです。はじめまして。
>3層フォトダイオードを垂直に組んでいる時点で、下2層の開口はかなり制限されるのではないでしょうか。
おっしゃる通りだと思います。
”開口”という表現が適切かわかりませんが、上に1層ある時点で、そこで光の少なくない部分が吸収されてしまい、最下層に届く分量はかなり小さくなってしまっていると思います。
Foveonセンサが高感度に弱い原因の内の一つだと予想しています。
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