デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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ざっと翻訳しました。カッコ内はコメントです。
”湾曲BSIの感度は、イメージサークル周辺端部で平板BSI(多分、マイクロレンズ無しでしょう)の2倍で、暗電流が平板BSIの1/5になることでイメージサークル中心部でも1.4倍になった。レンズの像面湾曲が湾曲センサによって原理的に解消されるため、平板BSIで可能であったよりも小さなF値の明るいレンズデザインによって、湾曲BSIはより高感度なシステムを可能にする。同時に、張力を制御してBSIチップを湾曲させたことでバンドギャップエネルギーを広げ暗電流が減った。湾曲CISは、自然界において動物の目の新進化でもたらされたような極めて発展したイメージングシステムへ応用されるであろう(眼球を想定しますね)。”
張力ではなく、湾曲形状がバンドギャップエネルギーに効いているようです。
適切な訳をありがとうございます。
>張力ではなく、湾曲形状がバンドギャップエネルギーに効いているようです。
なにか応力が働いてむしろ暗電流が増えたりしそうな気がするのですが、それが半分ならぬ1/5だというのですから全く信じられません(いや、勿論ホントなんでしょうけれど。気持ちとして)。
湾曲形状が暗電流に効くというのであれば、曲率が高い方がより暗電流が減り、平坦に近い方はほとんど暗電流は変化が無い等の傾向があっても良さそうなものですが、1/5という数字はソニーが見出した現実的な曲の中でのbestな値ということでしょうか。
う~ん、個人的には機械的な曲げの技術の様で、純粋な半導体技術では無いので、BSIや積層型センサの時ほどすぐには他社は真似出来ないような気がするのですが・・・
連続書き込みで申し訳ありません。
書き忘れです。
えがみさんの”エンジニアの嗜み”で湾曲センサの特許申請がまとめられていますね。
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2013-05-13
ソニーだけなく東芝にも申請があるので、普及は速いかもしれません。
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