関東は(?)大雪でしたね。
そして現在もかなりの寒さです(^^;)
件名の件に行く前に、
BCNの昨年のランキング(?)が出た様ですのでそれらをサラリと眺めると・・・
社名の右数字は、国内市場シェア(台数)
■コンパクトデジカメ(レンズ一体型デジタルカメラ)
1位:キヤノン 27.9%
2位:ニコン 25.5%
3位:カシオ 17.2%
これ4位以下も出してほしいんですけどねー、個人的には。
上位3社で70.6%。
まあ寡占と言えば寡占市場ですね。
ニコンは昨年発売した新機種が1機種に留まったのに、2位をキープするのは流石のブランド力。
カシオは逆にこのご時世にも関わらず、新機種をバンバン発売していった努力の賜物か、3位。
■レンズ交換式デジタルカメラ @一眼レフ
1位:キヤノン 61.1%
2位:ニコン 34.4%
3位:リコー(ペンタックス) 4.2%
[2回]
毎年言っている気がしますが、個人的にはミラーレスと一眼レフと一緒のシェア発表にしてもらいたいところです。
というのは、ミラーレスと一眼レフを分けられてしまうと、レンズ交換式デジカメ全体に対する各社のシェアが分からなくなってしまうからです。
それに、シェアの数字はともかく、一眼レフカメラ部門は事実上、上記順位しか有り得ないので、順位だけなら見なくてもわかりますし(^^;)
(ソニーがトランスルーセントミラー機をもっとちゃんとラインナップして、Aマウントレンズもちゃんと継続して開発すれば、3位にソニーが出てくる目はあるとは思いますが、現状では・・・)
各社決算発表の予測値では、昨年はキヤノンとニコンはダブルスコアの差がついてましたが、国内のBCNの数字では、ダブルスコアまでの差はついていないことになっていますね。
■レンズ交換式デジタルカメラ @ミラーレス
1位:オリンパス 27.7%
2位:キヤノン 21.3%
3位:ソニー 20.2%
国内ではオリンパス強いですねー。
決算発表の、ソニーとオリンパスのデジカメトータル販売台数予測値(420万台 vs 46万台)では、どう考えても世界全体ではソニーの方が上回っているはずなのですが。
やはり日本人は特に小型軽量(レンズも含めて)が好みだということを表しているのでしょうか。
そして昨年も言った気がしますが、
僅差とはいえ、
そして今年はM6、M100をラインナップに加え一昨年よりは充実してきたとはいえ、
まだ明らかに上から下までのラインナップが整っていない状態でのキヤノン堂々の2位。
私の感じる空気感?ではやはりワールドワイドではソニーの方が上な気がしますが、恐るべしブランド力というべきでしょうか。
そして、”一眼ムービー”の世界では最も存在感があると言っていいパナソニックが例年3位に入れていません。
個人的には同じフォーサーズ勢のオリンパスとそんなに差がつく要素が無い様に思うのですが、
やはり普通の人はカメラに動画機能をそこまで求めない
penなどで、全人口の約半数を取り込む間口がオリンパスにはある(パナソニックは下位機種以外は女性が手にする確率は相当低そうなガンダム的デザイン。CMで宮崎あおいに持たせるのは無理があるか^^;)
というあたりなのでしょうか。
で、本題のビデオカメラですが、
■ビデオカメラ
1位:パナソニック 42.0%
2位:ソニー 38.9%
3位:JVC 16.4%
昨年に引き続き、僅差ではあるものの、パナソニックが1位!!
往時はソニーがダントツの1位だったんですけどねー。
そして、昨年よりも上位2社の寡占度が増して、上位2社のみで国内シェア80.9%。
上位3社では97.3%。
ちなみにBCNアワードアクションカム部門も独立で存在し、
1位がGoProでシェア67%。2位ソニー、3位パナソニックとなっています。
アクションカムの市場も、昨年は落ち着いてきた感はあって、一時の様によくわからないメーカーの名前は聞かなくなってきた気がします。
悪く言うと他のビデオカメラ同様?販売が伸びなくなっているきているのかもしれませんが・・・
さて、では
昨年の振り返りシリーズ第3弾 民生ビデオカメラ部門いきたいと思います。
※青ハッチ機種が'17年に発売された新機種になります
調査(?)対象メーカーは上表の通りソニー / パナソニック / JVC / キヤノン / GoPro (Woodman Labs)
の計5社としました。
※販売機種数は、上記各社の(リンク先の)それぞれの日本向けHPに'18/01/20現在掲載されていて、かつ価格.comで取り扱いがある機種をカウントしています
(ソニーに関しては”ソニーストアでのお取り扱いは終了しました”表記の製品も除外
またJVCに関しては、”その他のモデル”欄製品(≒事実上の旧製品)は除外)
※価格についても、'18/01/20現在の、価格.comの最安値値としています
※正確には”GoPro”は会社名では無く商品名(ブランド名?)です。社名は”Woodman Labs”です 今回は、GoProの方が通りが良いと思いそちらで表記しています
↑'17年の各社ラインナップ機種数と新機種発売機種数
昨年がこんな感じですから、少なくとも新機種の発売機種数に関しては、コンパクトデジカメ、レンズ交換式デジカメ同様、民生ビデオカメラも減少傾向ですね。
正確には、上位2社のソニーとパナソニック、そしてアクションカムの雄GoProの3社が新機種の発売機種数を減少させています。
総じて個人的に気になるというか興味深いのが、
アクションカムやウェアラブルカメラといったジャンル、ちょっと変わった毛色のカメラの新機種、後継機種が発売されなかったことです。
具体的にはソニーのアクションカムシリーズ、パナソニックのウェアラブルカメラ、キヤノンのiVISMiniシリーズ(カメラに足がついていて、主に置いておいて自撮りするという様な使われ方?のカメラ)です。
キヤノンのiVISMINIシリーズに関しては、少なくとも現在はラインナップが消滅しています。
GoProも大人しく(まあGoProは冒険したドローン市場からも撤退ということで、そして追加リストラも行うということで、会社自体がかなり怪しい感じなので仕方ないかもしれませんが)、新機種がHERO6の1機種のみということで元気がありません。
アクションカムという市場は堅固に残りそうな気がしますが、もう右肩上がりの時代は終わったのかもしれません。
その他、以下メーカー別の個人的な雑感などです。
【ソニー】
AX2桁名称の1/2.5インチ撮像素子搭載光学20倍ズームカムコーダーシリーズが消滅
代わりに?1インチ撮像素子搭載光学12倍ズームのよりハイエンドな?カムコーダーシリーズに移行した気配
'17年発売のFHDモデルは従来機種に対して正直カタログスペック上の進化は見られない
事実上、ソニーの'17年の新機種は、業務機と兼用仕様の一番ハイエンドのAX700のみと言っても語弊は無いのじゃないか
また特色のあったHDR-MV1も恐らく後継機無く消えた
やはり、デジカメにも言えることだが、各社毛色の違うカメラを出して挑戦するものの、アクションカメラやTHETAなど市場に定着するのはごく一握りのカメラのみということですね
【パナソニック】
昨年から始めたワイプ撮りモデルは今年も継続
正直昨年のパナソニックは、スペック上は差異の小さい後継機が順当に出ただけの様に感じる
(あくまでスペック表を見る限りは)
パナソニックも?ウェアラブルカメラに関しては”一昨年に続いて2年連続”新機種が出なかった
【JVC】
前から存在したが、JVCは”洗えるビデオ”というのが新しい
人気のほどのはどうなのだろうか?気になります。
JVCはHPのスペック表にフレームレートを載せない。なぜ?
また、JVCは民生向けには徹底して4Kモデルは投入しない方針の様子?(事実4Kモデルは無い)
またJVCはコンパクトデジカメ界?のCASIOと似ている。撮像素子は1/5.8インチ、ズームは光学40倍、光学式手振れ補正無しと、ハードの基本スペックを同一にして、多品種展開
【キヤノン】
iVISMiniシリーズは恐らくラインナップ消滅も、
キヤノンはなんと言ってもビデオ自体オンライン販売のみになって民生ビデオ市場からはフェードアウトモードかと思いきや、
民生向けで4K60pモデルを発売するなど、見方によっては昨年の民生ビデオ業界では製品的には最も目立っていたと言っても過言ではないのではないか
(JVCは4Kモデルは無く、上位のパナソニック、ソニーにも”民生向けには”4K60pモデルは存在しない ←上位2社は民生向けにはまだ4K60pモデルは時期尚早と見ているということだと思いますが、果たしてどちらが正解なのか?興味深いです)
【GoPro】
HERO6で遂にアクションカムも4K60pに到達
恐らくビットレートは低いのだと思いますが、あの筐体サイズでよくもまあ・・・感心させられるところです。
FHDでも240pいける様になっている様です。
フレームレートのGoProを取るか、手振れ補正のソニーを取るかという、単純極端に言うとそういう選択になるのでしょうか。
しかし、4k60pまで到達してしまうと、アクションカムの次の進化軸が難しそうですねぇ・・・
あ、それに対するGoProの答えが360°撮影なのかな??
こけなければ良いのですが・・・(^^;)
さて、弊blog内容も来週以降は'18年モードに入ることにしようと思います(^^)
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