意表を突いて
ソニーからα7RⅢの発表。
正確には”何か”が発表されることは噂になっていて、更にその有力候補がα7”S”Ⅲであったのに、それを裏切ってのα7”R”Ⅲの発表。
これは逆に言うと、α7Sの後継機はもう出ないということを暗に意味していそうですね。
以前”α7Sシリーズは話題にはなるも、販売的にはα7シリーズの中では今一つ”という様な記事を読んだ記憶がありますし・・・
まあ、α7無印シリーズの後継機が3600万画素センサ搭載になって、α7Sシリーズの後継機が2400万画素センサ搭載機に繰り上がって名前は存続するということはあるかもしれませんが、
12Mpixセンサ搭載の後継機はもう出ないような気がします。
α7RⅢの搭載イメージセンサは、フルサイズ4240万画素の裏面照射型センサ。
冒頭リンクの記事によれば、α7RⅡと”センサー自体は同じ”らしいですね。
一瞬、”あれ?連写のコマ速が前機種5コマ/secから10コマ/secに倍増してるよ?”
と思いましたが、良く考えてみると、同じ様な画素数スペックのセンサを搭載したα99Ⅱが既にあって、α99Ⅱの連写コマ速は12コマ/sec。
なるほど、つまりはやはりα7RⅡの連写コマ速5コマ/secというスペックは、
センサスペックの限界だったのでは無く、カメラのメカシャッターの限界だったと見て間違い無さそうです。
[4回]
さて、カメラで絶好調そうなソニー
実際にも好調な様で、同様にこんなプレスへの発表も。
”国内のフルサイズカメラの販売台数及び金額共に第二位へ”
これ、記事中では伏せられていますが、要は”ニコンを抜いてキヤノンに次ぐ2位の座を国内では獲った”ということですよね。
”国内”とか、”フルサイズ”とかの限定が今はまだついてますけど、その内これらの限定が外れて、更にはトップのキヤノンの地位も脅かしそうな勢いですね、今のソニーを見ていますと。
やっぱこれもなんだかんだで”35mmフルサイズのミラーレスカメラ”という市場に、唯一チャレンジした成果なんだという風に私は理解しました。
さて、しかしニコンはニコンでD850が絶好調・・・
しかししかしそれが仇となって(?)類稀な
”二度目の”品不足のお詫び発表。
惜しいですね。国内フルサイズカメラ販売2位の座を奪還する絶好の機会なのですが。
しかも、マウントまたぎで迷う方がどれくらいいらっしゃるものなのかわかりませんが、
カメラのキャラとしては、D850と被りそうなα7RⅢ。
その発表前、発売前になるべく先にD850を売っておきたいところであったのに・・・
あとはこのblogを書いてなかった2週間の間では、
キヤノンからPowerShotG1XMarkⅢの発表
”APS-Cサイズ素子搭載レンズ固定式デジカメでかつズームレンズ搭載”という意味ではこれも新規ジャンルの開拓か。
しかも私が思っていたよりも、リンク先の写真を見る限り、かなりコンパクトな心象です。
もう一つ、毛色の異なる話で気になるニュースが。
invisageをAppleが買収?
invisageとは、少し前、
偶然にも弊blogで取り上げた赤外に強いちょっと特殊なセンサを作っている割と新興メーカーなのですが、
情報のネタ元は、
imagesensorsworldさん。
知り合いな訳では無いのですが、あそこの管理人さんの情報ソースは半端では無さそうなので、”二つの別々のソースからの情報”ということですので、個人的にはほぼ確定に近いと思っても良いような気がします。
だとすると、以前は
primeSenseを買収してその会社の技術を用いてつい最近iPhoneXで顔認証の新機能に繋げていましたから、
当然今度は”invisageの技術を用いて何を!?”というのに興味が惹かれます。
恐らく赤外カメラに絡んだ何かになる可能性が高い気がするのですが、
スマホに純粋に赤外カメラのアプリの用途は微妙な気がするので、ただ単に純粋に、顔認証用のIRカメラをinvisage社の技術を用いたものに置き換えるということでしょうか?iPhoneXIでは・・・?
ここから今回の本題です(^^;)
今冬の
IEDMのプログラムが発表されました。
その中のイメージセンサのセッションの内容を私なりにサマライズしたものが以下です。
今年のIEDMでのimager関連セッションは”16”
セッションタイトル(?)は、
”Image Sensors and Single-Photon Detectors”
です。
ちなみに例年は、
'16年:
” Imaging and Photon Counting Sensors”
'15年:
” Advanced Imagers and Photodetectors”
'14年:
”Advanced Image Sensors and Light Emitting Devices”
です。
昨年から出てきたフォトンカウンティング的なニュアンスはそのままに、
今年若干ニュアンスが変わったとすれば”Single-”がついたのと、あえての様に思えるカウンティングの文字を消して検出器(Detectors)とやや汎用性を持たせた様に見えること。
これは後で触れますが、もしかしたら1件目のソニー(セミコンダクタソリューションズ)の発表件を意識したからかもしれません。
・・・と、超中途半端なのですが、今日はここで力尽きました(^^;)
本題の中身はまた来週に書こうと思います。
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