photokina2016が終了してしばらく経ってしまいました。
ちょっと熱も冷めてしまったのですが(^^;)、個人的に今年のphotokinaは自分なりにまとめておかないと後悔すると思いエントリします。
今年は、というか今回はカメラ的には凄かったですね~(^-^)
・・・と言っても、日本でニュースを拾っているだけなので、現地の熱気とかは全くわからないのですがf(^^;)、
しかし例えば2年前のphotokinaで発表されたカメラは、
ここの下段あたりにまとめたものに加えて、その後、
キヤノン :EOS 7D markⅡ / PowerShot G7X
パナソニック :Lumix GM5 / LX100 / CM1
サムスン :NX1
Lytro(ライトロ):Illum
が、発表or発売されたくらい。
本来は”くらい”で片付けらてはいけないくらいのボリュームなのですが、
以下に簡単にリストアップする今回のphotokinaで発表or発売されたカメラの質(?)と量と比べると、やっぱり2年前が”くらい”という表現になっちゃうのが仕方の無いくらい、今回は凄かった(当たりの回?だった)という個人的印象です(^-^)
以下、後年の備忘録を兼ねて、個人的な所感を、ある程度驚いたり、topicだなと思う順番に
①ソニーがAマウントの後継機を本当に出した!!!α99Ⅱ発表
そして、4240万画素でAF・AE追従で12コマ/秒連写
[1回]
②オリンパス OM-D E-M1 MarkⅡ開発発表
AF追従18コマ/秒連写!?!?
③さすが企業体力及び写真文化に造詣が深い富士フイルム 中判カメラ市場に参入
5000万画素 ミラーレスカメラGFX 50S 開発発表
④キヤノン 伝統のEOS 5D系統の正統後継機 5D Mark4発売
及び 本気のミラーレス第一弾?!M5発表
↑しかし、この挑戦的なキャッチフレーズは、”キヤノンさんあなたも今までミラーレスカメラ出してましたよね?”と若干突っ込みたくはなりました
⑤パナソニック GH5開発発表
やはり4Kは60p確定(←EOS1DXmarkⅡに続き、恐らくいわゆる”デジタル一眼”では2番目に達成することに)。そして6Kは惜しくも”フォト”止まりか?
⑥あれれどうしたニコン?!
フォトキナで、マイナーチェンジ機と2番煎じ以降のアクションカメラなどだけ!?
この後、ソニー流タイミング外しのD820(?)の発表があるか!?
やっぱNikon1は終わるのかなぁー
⑦ドローン(及びカメラ)は個人所有の時代へ!?
GoPro、DJI キャラクターモロかぶり(?)の小型ドローンを発表
上記の様な感じでしょうか。
④以降はほとんど順不同な感じですが。
そして、トピックというか、純粋に驚いた順と言った方が適切でしょうか。
ちなみにカメラ写真の貼り付けの有無の違いは特に深い意味は無く、日本の公式HPに専用のサイト(写真)があったかなかったかの違いです。
以下いくらかそれぞれに所感の補足を。
①のα99Ⅱの発表には正直驚きました。
私は今までずっと
ソニーの方が「Aマウント機は開発している」、「AマウントにはAマウントの良さがある」とインタビュー等で言われ続けてるのを聞く度に、心の中で、
”またまたぁ~、フォーサーズの時と一緒でしょ。
出さずに引っ張り続けて商売として好調なEマウントにアダプター発売で統合っていう既定路線でしょ”
と思っていました。
失礼しました。ソニーの関係者の方へ心の中で謝罪します(^^;)
そして、その画素数と連写コマ速です。
4240万画素でAF・AE追従で12コマ/秒。
これは純粋に連写速度だけ見ても、
CanonのフラグシップEOS1DXMarkⅡの14コマ/Secにはわずかに劣るものの、
NikonフラグシップのD5と肩を並べる数字です。
更に、上記業界を代表する2社のフラグシップ機の画素数は共に2000万画素。画素数が倍以上異なります。
このソニーのAマウント新フラグシップ機搭載センサの信号読み出し速度は、
単位時間あたりの読み出し画素数で考えた場合、
4240万画素 × 12フレーム =
50880万画素/秒
一般的なUHD4K(3840×2160)の動画で60fps出会った場合の同様の計算で、
829.44万画素 × 60フレーム = 49766.4万画素/秒
ですから、UHD4K60p出力可能なセンサと同等以上の信号読み出しレートということになります。
(厳密にはADの分解能○○bitも考慮する必要がありますが、ここでは簡便化のため割愛しました)
これは”既に発売されている””民生機”の範囲の中では、私の記憶にある限り、静止画/動画問わず、イメージセンサからの信号読み出し速度という観点からは、
1) Nikon1J5など 2000万画素/60p記録可能≒120000万画素/秒
2) EOS 1DX MarkⅡのDCI4K(4096×2160)60p動画の53084万画素/秒
に次ぐ、僅差の3位ということになります。
(ちなみに業務用機まで含めると、カメラに既になっているものだけでも、
こんなものや
こんなもの、またセンサ開発のみでカメラは未完のものも含めると
こんなものという様な化け物は存在しますが・・・)
上記に加えて、キヤノン/ニコンのフルサイズフラグシップ機には無い、カメラ内の5軸手振れ補正付きというメリットも存在しますので、
トランスルーセントミラーというオリジナリティー溢れる技術と共に商品価値は十分といった感じでしょうか。
世間での評判がどうなるのか、個人的に興味があるところです(^-^)
また、
ソニー自身は、この4240万画素フルサイズ裏面照射型センサを「α7RⅡと基本的には同じ」と言っている様ですが、
α7RⅡの連写コマ速は5コマ/秒。
2コマ/Sec程度の違いであれば、カメラでは無理でも既にセンサレベルではα7R2搭載イメージセンサも同様の信号読み出し速度が可能であったのかと思うのですが、
倍以上異なるとなると、これはもう個人的には同一のセンサで無いどころか、マイナーチェンジの域にも収まらない様に感じます。
これを”基本的に同じ”と言うとは恐るべしソニー。
それともやはりα7RⅡの頃から既にこの搭載撮像素子は12コマ/secのポテンシャルを持ちながらも、カメラBody側の放熱か、バッテリーの供給電流や持ちの影響を受け、その実力を発揮出来ない状態であったと見るべきなのでしょうか?
↑
デジカメwatchさんのphotokinaソニーブースレポートのこの写真からの切り出し
α99Ⅱ搭載の手ぶれ補正ユニット として紹介されているもの
”あれ?この撮像素子どこかで見たことあるぞ?”
上で”基本的には同じ”とされた
ソニーα7RⅡの撮像素子とは似ても似つかないことが気になりました・・・
「・・・って、ソニーさん、これじゃα7R2とα99Ⅱ搭載素子が”基本同じ”どころか全く別物じゃん!!!」
またソニーにやられました(--;)
さすがに基本同じものと言われた撮像素子の外観(パッケージを抜きにしてチップだけ見ても)がこんなに違うなんてあり得ないですね。
これはphotokinaブースで展示されていたものか、現在
ソニーのα7R2の本家ページに搭載されている写真のどちらかが嘘な気がします。
一応α7R2のソニーHP及び上で載せた方の撮像素子写真は今のところ他では見たことが無いのに対して、
今回のphotokinaブースで展示された手振れ補正ユニット込みの写真の方は、過去同じくデジカメwatchさんに”α7Ⅱ搭載のもの”として掲載された
コノ写真とすこぶる似ています。
なので、今のところ、”photokinaのソニーブースで展示されていた手ぶれ補正ユニット込みの撮像素子は、α7シリーズの展示用のものの使いまわし”と考えるのが一番妥当なところでしょうか・・・
ふぅ~何でこんなことするのかなぁ(--;)
それとも、連写コマ速が12コマと5コマ/secの違いもありますし、基本別物のチップなんだけど、ソニー的には”こんな程度は新規開発では無く単なるmodfyに過ぎない”ということなのでしょうか?(^^;)
なんか一人で勝手にガックリきてしまいました。
あと書こうとしていた他のカメラの所感についての補足は、また来週以降書く気が起きたら書こうと思います(^^;)
以下、今回のphotokina前後で各社から発表or発売された”カメラに関する”主にデジカメwatchさんへのリンク集
個人的に海外メーカーやコンパクトデジカメに興味が薄いため、そちら関係カメラへの情報フォローは薄い感じです。
photokina 2016 @ケルン :9/20~9/25
【キヤノン】
【ニコン】
【ソニー】
【パナソニック】
【富士フイルム】
2017年初期発売予定 価格は1万$以下 5140万画素 5.3um□ピッチ チップサイズ:43.8×32.9mm Gマウント
【オリンパス】
【リコー(ペンタックス)】
【カシオ】
【GoPro】
【Phase One】
【KODAK≒JKimaging】
235度/155度の前後レンズ 90倍ズーム機の展示も発見
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