デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
キヤノンの1.2億画素センサーで思い出したのですが、米国の"Sierra Pacific Innovations Corp (SPI)"が、"CMOS Night Vision Sensor HFiS X26"という高感度センサーを開発したと自社のBlogで発表しています。ところが、そのセンサーの写真は、キヤノンが2010年に発表したAPS-H型の1.2億画素センサーです。
SPIはBSTFA (Broad Spectrum Thin Film Array)という技術を使った高感度センサーを開発したとも発表していますが、そのセンサーの写真はソニーの2/3型センサーとIMX071だったりもします。
両センサーともにImage Sensors Worldで記事にされているので、Imagerマニアさんもご存知と思いますが、本当に存在するのでしょうか…。
>ところが、そのセンサーの写真は、キヤノンが2010年に発表したAPS-H型の1.2億画素センサーです。
>そのセンサーの写真はソニーの2/3型センサーとIMX071だったりもします。
双方それぞれ
http://www.x20.org/cmos-night-vision-sensor-hfis-x26/
http://www.x20.org/tubeless-night-vision-review/
↑これらのことでしょうか。
確かに双方ともhi-lowさんおっしゃられる状況に見えますね(^^;)
この会社のことを認識したのは初めてなのですが、双方ともいわゆる”自社開発センサ”と発表しているということでしょうか?
だとすると限りなく”クロ”(≒存在しない)な気配が・・・(^^;)
気になるのはIMX071の方はよいとして、キヤノンの1.2億画素センサの方は”高解像度”ではあっても(その画素数とフォーマットサイズから)とても”高感度”センサとは思えないので、この用途には不向きな気がするところです。
(むしろどうせなら最近キヤノンが特殊用途?として発表していたカメラに載ってるフルサイズでFHD+αの画素数の方のセンサ使うだろう?と思うのですが・・・^^;)
http://www.x20.org/wp-content/uploads/2015/09/tube-diagram-e1441125413851.jpg
↑IMX071の方のblog記事?にこんな図が載っていて、何やら凄い電圧を掛けたりして広義の増感みたいなことをしているカメラに思えるのですが、
むしろコッチの方が”自社開発です”というのであれば私は納得(?騙される?)なのですが(^^;)
真相はどうなのでしょうか
最近、ある場所でこのへんの高画素・高解像度のニーズについて話題になったのですが、災害対策での航空写真のようなケースでニーズがあるのではという話になりました。飛行機から連続的に地上などを撮影し、その写真を見ながら対策を練るという感じですね。このような使い方であれば、高画素・高解像度が意味を持つと。
動画だと映像はぶれているので、静止画がいいですよねぇ。やはり。^^;
>動画だと映像はぶれているので、静止画がいいですよねぇ。やはり。^^;
↑これは、”動画というと通常はシャッタースピード1/60とかそういう世界だし、そもそも被写体が動いていることが多いものなので、動画で撮ってもこの画素数の解像度は期待出来ないだろう”
という意図でしょうか?
(私が誤解していない前提で、)言われてみればその通りですね。
しかし何故だかキヤノンは、
”特殊監視・防犯機器への応用や、超高精細計測機器・産業機器への応用、映像表現分野への応用などを検討”
とのことで、この中で、監視・防犯、映像表現分野の二つは普通100%動画ですよね。
産業機器も何を指すのかによる気もしますが普通動画。
この選択肢の中で、静止画として考慮している可能性があるのは、”超高精細計測機器”用途だけになってしまう気がします(←これも何を撮るかによるのでしょうが、例えば3次元形状のスキャン≒計測みたいな用途ですと、被写体かカメラを回転させての複数枚撮影が必要でしょうから、動画の方が好まれる・・・少なくとも連写スピードはもっと速い方が好まれる気がしますよね?)。
>災害対策での航空写真のようなケースでニーズがあるのではという話になりました。飛行機から連続的に地上などを撮影し、その写真を見ながら対策を練るという感じですね。
なるほど。
やっぱ監視カメラ用途は駄目(≒不要)でしょうか?
ちょっと前に中学生二人が拉致されてその後殺されていた事件がありましたが、ニュースで流れた防犯カメラの映像で、犯人と思われる部分を拡大したものがありましたが、”とてもこれじゃ個人の特定には至らないな”と感じたもので(^^;)
↑犯人逮捕にはそれでも十分貢献はしていたみたいですし、2.5億画素も流石に不要ですかね?(^^;)
> ↑これは、”動画というと通常はシャッタースピード1/60とかそういう世界だし、……
それもありますが、動画というのは1コマだけで見ると(動いているものについては)少しぶれているぐらいがちょうどいいのです。何か、そのことに関する理論があったような気がするのですが、忘れました、、、^^;
それで、私たちは「監視」というと道路や建物に設置されるような防犯カメラばかりを想像してしまいがちですが、世の中にはいろいろな使い方を考える人がいます。たとえば、以下の記事とかを見ると、その一端が分かると思います。
▼ 商品トレーダー、ハイテク特殊情報で取引優位狙う
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304273404579269433920709344
ドローンに載せられるような高性能カメラの需要はそれなりにありそうですよね。^^
>動画というのは1コマだけで見ると(動いているものについては)少しぶれているぐらいがちょうどいいのです。何か、そのことに関する理論があったような気がするのですが、忘れました、、、^^;
そういう意味だったのですね。ありがとうございます。
(私は理論は聞いたことは無いですが、そう言えばそんな話を聞いたことがあったような気がしてきました^^;)
>それで、私たちは「監視」というと道路や建物に設置されるような防犯カメラばかりを想像してしまいがちですが、世の中にはいろいろな使い方を考える人がいます。
>ドローンに載せられるような高性能カメラの需要はそれなりにありそうですよね。^^
↑凄いですね。もうドローンカメラがこんな実用的な(?)使われ方をしているんですね。
まだ農薬散布か、映像世界の空撮用途くらいが実用範囲なんだと誤解していました。
(私が狭視野な技術者のためか、経済に疎いためか、たった二日早い情報のためにこんなにお金を出しての投機的?なお金の動きに、経済全体として何の意味があるのだろう?と疑問に思ってしまいます^^;個人かいくらかの組織がお金を儲けられるんだろうというのは理解できますが、この儲けた人たちが何かモノやサービスを提供しているのか?と・・・←厨房的な発想でしょうか・・・)
私(仕事に直接役に立たないんですが)好奇心で、例えば数日前だとCEATECの無料セミナーなんかに足を運んだりするのですが、そこここにドローンの単語が出てきてますね。
その中で、やはり監視用途もあって、人が容易に上れない高所や、全体をカバーするには定点の監視カメラを膨大に設置しなければならない広大な監視対象についてはドローンカメラが普及するだろう というような話になってました。
いずれも元のお題の”超高解像度”がどの程度必要かは微妙な感じですが(^^;)
ヒトの視覚の時間分解能は良くて1/60秒のため、動体は大抵ブレて見えています。そのため、各フレームの動体にブレのない動画を見せられると、違和感を持ちます。toshiさんが仰るように、実写ではあえてブレを写すために、シャッター速度を速くしません。
ブレの表現が難しかったセルアニメでは、効果線を入れたり、動体の形を歪めることで違和感を解消していました。
>ヒトの視覚の時間分解能は良くて1/60秒のため、動体は大抵ブレて見えています。そのため、各フレームの動体にブレのない動画を見せられると、違和感を持ちます。
hi-lowさん、毎回勉強になります。ありがとうございます。
人の視覚の時間分解能の話で、TVのインターレースが擬似60fps(60i)に決まった経緯を思い出しました(^^;)
ブログ内検索
カウンター
最新コメント
カテゴリー
カレンダー
最新記事
最古記事
プロフィール