毎年この時期は興味あるイベントが重なります。
昨年、
同様のエントリ投稿をして、早くも一年が経っているということにただただ驚きです(^^;)
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ドイツはベルリンでIFA (欧州最大規模の家電市)
・
オランダはアムステルダムでのIBC (欧州最大規模の放送機器展)
それぞれ
IFAは 9/4~9/9 で終了。
IBCは 9/11~15 で開催中。
上記に加え、毎年恒例行事と最早なった、
appleの新製品発表会(?)が日本時間では去る9/10に行われ、
今年は隔年開催のPhokinaが谷間の年でなかったのですが、
キヤノンはなにやら5年に一度のexpo開催年らしく、イメージセンサを含め
いくつか興味ある発表を行っています。
[2回]
↑iPad Pro
なんだかんだで最も売れて実質的に世間に影響を与え、かつapple自身の利益に最も貢献するのはiPhoneであるとは言え、今回の発表の中で最もイノベーティブ(?)でかつ個人的に最も興味を引かれたのはコレ
ただ、カメラやイメージセンサとしては同世代であればiPhoneの方が(今のところ)必ず先を行くため、iPadのカメラには触れず(^^;)
話が前後しましたが、今回はイメージセンサの話というようりは、冒頭のイベント等で発表されたものに対して、イメージャーに限らず商品全般に対しての私の雑感まとめになります。
ご了承を。
まずはiPhoneから。
私自身はiPhoneユーザーでは無く、またapple自身のキャッチフレーズほどには今回はそんなに変わってないんじゃないかと思う(^^;)ところですが、
やはりその生産数量からくる部品メーカー、ひいては電機業界、また今後のモバイル機器の方向性を決める可能性のある商品であるということで、興味を示さない訳にいかず。
以下、私が興味があってもなくてもトピックと思うところを順不同で列挙。
①新色ローズゴールド登場
以前ゴールド登場時は中国市場を狙ったものと言われましたが、今回は女性狙い?
②液晶サイズとラインナップ構成とも6/6Plusの時同様引き継がれた
つまりそれぞれ4.7インチと5.5インチ液晶の6s/6sPlus。iPhone5cという廉価機ラインナップは今後も作らず、”旧機種の値下げ”という手段で低価格ラインナップの穴を埋める気なのか?
③リア(≒メイン)カメラの画素数が遂に800万画素から1200万画素へ、フロント(≒サブ)カメラの画素数は120万画素から500万画素へ大幅up
さて、今回も順当に(?)ソニー製の撮像素子か?
カメラ発表の場で、
DTIというマニアックな専門的な内容を紹介するappleって企業にいろんな意味で脱帽です(^^;)
④リアカメラの画素ピッチは1.22um□ (フロントカメラは非公表)
⑤4K動画撮影&記録可能 (30p)
順当進化。”スマホでの4K動画”という文化は生まれるか?
(発熱とメモリ容量で苦しいのでは・・・)
⑥LivePhotos機能。スワイプした時や押し込んだ時に写真を撮った前後1秒間の動画も記録されていてそれがちょこっと動く機能
個人的にはこれちょっとイイかも?と(^^;)
⑦3Dtouch
イノベーションを起こすとすればこの機能か。今までインターフェースの革新を牽引してきたappleのこの試み。appleのみに終わるか、世間に定着評価され、他社も追随することになるか?
⑧カメラが手振れ補正ユニット込みなのは今回も”Plus”の方だけ。
そしてその手振れ補正が、6の時は静止画時のみ有効だったのが、今回は動画時にも有効になることに。6と6s一体何が変わった?カメラはそのままでソフトウェアアルゴリズムの変更のみで対応?
⑨FaceTimeカメラのフラッシュ代わりに、液晶画面を瞬間的に3倍明るく光らせることで代用する機能追加
強引(^^;)。明らかに世界の自撮りユーザーを意識したもの
⑩(今回最も意外なことに)筐体サイズが縦横厚さすべてわずかに大きくなり、そして重量が増加した
↑3Dtouchのぶるぶる震わすエンジン追加スペースのため?それとも4Kムービーの発熱対策のため? 意外と6Plusで問題になった(?)”
後ろポケットに入れると曲がる”という事象へのさりげない強度対策のため?(^^;)
⑪カメラ開放f値2.2は6の時と変わらず。リアカメラの撮像領域サイズも、(画素ピッチと画素数から簡単に計算すると)概略変わらず。
⑫噂の二眼ステレオカメラ(?)搭載は次期”7”からか
今回総合すると、”6とそんな大きな変化は無い?”というものです。
もしかしたら一番がっかりしているのはエンドユーザーではなくて、iPhoneのカバー作ってるサードパーティー会社かも?(笑)
チップワークスが解析結果を無料で出してくれたら、イメージャーについてはもう一度採り上げようと思います。
↑①
360fly 天球カメラ (意外と小さい・・・)
アメリカでは2012年頃から本格的にアクションカムとしてのGoProに火が付き、そして1年ほど前から?その一派生として(?)360°カメラが出始め、そして一年経ってブームの兆しを感じます。
以下、その他、IFAかIBCで(それぞれ用途はコンシューマー向け、プロ向け異なるものの)発表された360°カメラくくり
②16台GoProでVR撮影も出来るリグセット
③KODAK PixProの4K30p対応版登場
④360°カメラの本家(?)リコーシータ1400万画素へ画素数アップ最新版
↑まだ日本未発表ながら、世間一般にはiPhone6sに次いで注目の的だった(?)ソニーα7sⅡ
①α7→α7Ⅱの時の進化と同じ感じ (悪く言うとα7R→α7RⅡの時ほどの進化じゃない感じ)
①-1:ISO設定範囲、センサ画素数に変化なし
イメージセンサは多少手を加えている可能性はあるかもしれませんが、基本は初代と同じものの気配ですね
①-2:4K内部収録が可能に。5軸手振れ補正追加 と正統進化
②像面位相差AF未搭載
α7RⅡでは採用していたし、技術的には可能だったはず。
IBCで発表するほどなので、α7sは動画に本気の一眼カメラの様子。像面位相差AF画素は動画画質にとって邪魔だった?
③(特に触れられていないので)センサは表面照射型のよう。やはり8.4um□画素ピッチでは、ソニー自身も裏面照射化のメリット無いと考えている様子
④AFポイントが25点から169点に増えた。メーカー公表としてはAF速度2倍に
⑤FHD動画120fps対応
しかし、IFAやIBCは一眼レフカメラが発表されるタイミングの会では無いとはいえ、ここ二年これだけフルサイズEマウントカメラが発表されるのにAマウント機は音沙汰無し・・・
Aマウントユーザーは(マウントの未来も含めて)気になるところなんでしょうね(^^;)
もう少し書き残しているものもあるのですが、長くなったので(≒疲れたので^^;)今回はこの辺で。
次回以降もう一回だけ続きを書かせてもらいたいと思います。
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