デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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CMOSISのセンサーが利用されるであろうLight-CT Scannerの簡単な説明です。
http://www.lltechimaging.com/products-applications/technology/
エーテルの存在を否定したマイケルソン・モーリーの実験で使用された干渉計を生物試料の観察に応用した干渉顕微鏡で、手術中の組織診断への利用を目標にしているようです。
この干渉顕微鏡では、試料からの反射光と照明光を干渉させてコントラストを作ります。さらに、焦点位置をZ軸方向に移動させながら数百枚の画像を連続して撮影し、3次元再構成を行います。その際に、試料表面からの反射光は強く、試料内部では光が試料に吸収されるため反射光が弱くなります。また、反射率の高い部位や低い部位もあります。画像の歪みも好ましくありません。したがって、歪みの無い電子シャッターが可能で、ダイナミックレンジの広いセンサーが必要になります。迅速な診断のためには、高速スキャンも必須です。CMOSISは、そのような条件を満たすセンサーの開発を担当したようです。
少し古いですが、浜松ホトニクスのORCA-Flash4.0に関する報道記事が公開されていますので、ご覧ください。価格と販売台数が分かります。
http://www.businesswire.com/news/home/20111128006421/ja/#.Va2s2-KvEos
尚、ORCAはこの手のカメラヘッドとしては高価ではありません。
Adimecのカメラは単体ではなく、顕微鏡システムの一部として販売されるでしょうから、利益は出ると思います。
>CMOSISのセンサーが利用されるであろうLight-CT Scannerの簡単な説明です。
>hi-lowさん
相変わらず最近リアクションが遅く申し訳ありません。
簡単な原理説明ありがとうございます。
それでも100%理解したとはとても言えませんが(^^;)、hi-lowさんの説明文言と紹介リンク先の図を交互に見ると、なんとなくはイメージできました。
>少し古いですが、浜松ホトニクスのORCA-Flash4.0に関する報道記事が公開されていますので、ご覧ください。価格と販売台数が分かります。
>尚、ORCAはこの手のカメラヘッドとしては高価ではありません。
ありがとうございます。こちらもおかげさまで何となくイメージ出来ました。
私の場合、感覚をつかむために身近なものと比較しようとすると、どうしても対象が民生のデジタルカメラとなってしまいます。
そうすると(当たり前かもしれませんが)分が悪い(?という表現が適切か?)ですね(^^;)
昨年のCP+でフェーズワンの方に聞いた中判デジタルカメラの国内出荷台数が、凡そ年間100台程度↓
http://imager.no-mania.com/Entry/85/
とすると、ワールドワイドで年間500台くらいは売れているのでは?
と考えた時、フェーズワンの中判カメラのお値段もピンキリでしょうけれど・・・
いずれにしても通常の35mmやAPS-Cサイズの一眼レフ用のイメージセンサを作る様な感覚でポンポン新規センサを設計し続けられる様な感じでは無さそうですね。
もしくはCMOSISとしては、このAdimecを皮切りに、他のシステムメーカーへの知名度アップを元に搭載システムを増やしていく営業戦略なのか・・・
すみません、長らくクドクドと。
hi-lowさんは既におわかりだったとは思うのですが、私はなんとなくそうかなと思っていたこの業界の価格と数量の感覚が少しリアルに感じられました。
ここ<http://www.careioca.eu/images/newsletter_CAReIOCA_n3_-_nov_2014.pdf>にCMOSISと明記してあるので、間違いないでしょう。今のところ従来のセンサーより解像度が良くなる程度ですが、最終的には非侵襲で口腔癌や乳癌の診断に使う事を目指しているようです。
十分な照明があることが前提で、感度を犠牲にして飽和電子数を取ったのだと思います。現在の様に採取した試料を検査する分にはグローバルシャッターは不要ですが、将来的に非侵襲診断を目指しているからグローバルシャッターなのでしょう。
このようなカメラが儲かるのか?私には分かりません。現時点ではそれほどたくさん売れそうには思えないのですが、X線被曝のリスク無しに乳癌検査ができるようになったら需要が見込めるかもしれません。
hi-lowさんが紹介されているZ軸方向に動かす方法よりも一段進んだ、white光で高速検査を目指しているようです。
>ここ<http://www.careioca.eu/images/newsletter_CAReIOCA_n3_-_nov_2014.pdf>にCMOSISと明記してあるので、間違いないでしょう。
>hmbさん
CMOSISセンサ搭載であるソース情報(こちらでも)ありがとうございます。
スペックからほぼほぼ確信はしていたものの、やはりきちんと公式情報で確認できるのはいいですね(^^)
また、カメラの外観から私が漠然とイメージしていたよりも、顕微鏡自体は小さいなということがわかりました。
>十分な照明があることが前提で、感度を犠牲にして飽和電子数を取ったのだと思います。
使用条件を絞って、各特性の要求仕様にメリハリをつけてくれたから、CMOSISも200万電子という凄い飽和のセンサが作れたのですね。
本文に書き忘れましたが、電源電圧24Vという凄い電圧は、間違いなくこの飽和電子数の仕様達成のためな気がしてきました。(その分耐圧の関係で先端CMOSプロセスは使用できないというデメリットはあったと思いますが・・・)
>現在の様に採取した試料を検査する分にはグローバルシャッターは不要ですが、将来的に非侵襲診断を目指しているからグローバルシャッターなのでしょう。
ここで言う”非侵襲”というのは試料採取をせずに、たとえば生身の人間に直接white光を当てて検査するという様なイメージのことなのでしょうか?
であれば、ローリングシャッタセンサを搭載してしまうと、スキャンする機器側をイチイチスキャンする度に止めなければならなくなるので、グローバルシャッタセンサの必然性に納得です。
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