デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)
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前回、通りがかりで、管理人様のサイトに押し入ったような形になっておりましたので、コンテンツを少しずつ読ませていただくことにしました。
Omnivisionの話は興味深く、10年位前は個数ベースで一番強い会社でしたよね。ただ、リーマン後にある程度規模の、レイオフを実施したような話を聞いたことがあります。少しタイムラグを置いて、この頃、製品展開に影響が出ていたのかもしれませんね。Imagerの専業メーカーの方が波は大きくなり、致し方の無いことかもしれません。
10年前のケータイ側の主要プレーヤーは、ノキア、モトローラ、サムスンで、部材メーカーに対する支配力は特にノキアが強かったように記憶しています。ただ、現在、ノキアやモトローラは見る影も無く、10年前や15年前のマーケットシェアーを見ると、あっという間に勢力が変わることを実感します。(何を今さら、という話ですが)
ノキアの価格強制力は強烈だったので、このせいで、Imagerがレトロプロセスで作る半導体製品に押し込まれてしまった、と考えるのは考え過ぎでしょうか? 当時、大手Imagerベンダーで何社、黒字だったのか、シニカルに見てしまいます。
現在のアップルもいろいろ言われていますが、日系メーカーから見て(特にSONY?)、ノキアよりは、相性のいい相手ではないでしょうか。
2014年の世界ケータイ出荷台数は19億台だといいます。10年前でも、この1/3弱ぐらいでしょうか。これに対して、2014年のデジカメの出荷台数は5000万台位と言われてますから、電子産業全体の中で何が支配者なのか、現実を思い知らされます。
電子製品2位のPCも、タブレットのカウントのし方にもよりますが、4億台位で、一部、日系ブランドのノートブックも、大部分、台湾メーカーのOEMでしょう。(つまり、日系メーカーはPCにほとんど、関わっていない)
電子製品3位のTVも、2億5000万台位で、日系ブランドのマーケットシェアーはある程度、ありますが、この中で、台湾、トルコメーカーによるOEM比率は上がっているといいます。
電子産業の世界で、現実は現実として見るという態度を取ると、いやな感じが伴います。上のコンテンツに書かれている内容が、10年前と比較して、報道価値が変わっている、ということを頭の片隅に置きつつ、全体を眺めていくことが必要かも。
>前回、通りがかりで、管理人様のサイトに押し入ったような形になっておりましたので、コンテンツを少しずつ読ませていただくことにしました。
素直に光栄(?)です。古いコンテンツ(?と呼べるほどのものかわかりませんが)は特にアクセス数が少なかった頃ですので、ほとんど人目には触れたことが無いものだと思います(^^;)
もう3年前のことで、自分でも何を書いていたか忘れています。
トンチンカンなことを書いていても寛容に、お手柔らかにお願いいたします(^^;)
>Omnivisionの話は興味深く、10年位前は個数ベースで一番強い会社でしたよね。
昨年くらい最近のことはわかりませんが、このblogエントリの頃=2012年現在も、個数ベースにおいては、まだそれでもシェアNo.1メーカーだったようです←Omnivision。
http://imager.no-mania.com/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E6%90%AD%E8%BC%89%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B-%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E6%90%AD%E8%BC%89%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%8B%9D%E8%80%85%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%80%80%EF%BD%9E2
↑中盤から後半にかけてのチップワークスの円グラフ参照願います。
ちなみに昨年'14年は、金額ベースで言うと、もう首位のソニーは二位のOmniおよびSamsungにダブルスコアの差で不動の地位を固めつつあるようです。
(↑ただ、ロートルさんおっしゃる通りで、”不動の”などという言葉が存在し得ない様な世界での話しですが^^;)
http://toyokeizai.net/articles/-/59617
↑記事後半部分に出荷金額ベースと思われるシェアが載っています。
>Imagerの専業メーカーの方が波は大きくなり、致し方の無いことかもしれません。
この場合の”imager専業メーカー”というのは、ソニーも事実上その仲間に入るというようなイメージでしょうか?(←OmniVisionやAptinaほどには完全にImeger専業では無いはずですが)
>10年前のケータイ側の主要プレーヤーは、ノキア、モトローラ、サムスンで、部材メーカーに対する支配力は特にノキアが強かったように記憶しています。ただ、現在、ノキアやモトローラは見る影も無く、10年前や15年前のマーケットシェアーを見ると、あっという間に勢力が変わることを実感します。(何を今さら、という話ですが)
↑すごく熾烈な世界ですよね。お酒メーカーが国内シェアが1%差で逆転したとかしないとか、国内4社の寡占事業で浮沈している経済記事を見かけると”平和な世界だな~”などと思ってしまいます(^^;)
半導体売り上げ企業ランキングでも、”20年前から上位10社に名が連なり続けているのはTI社のみ”という記事を見た記憶もあります。それだけ上位に留まり続けるのが難しい世界ということで。
>ノキアの価格強制力は強烈だったので、このせいで、Imagerがレトロプロセスで作る半導体製品に押し込まれてしまった、と考えるのは考え過ぎでしょうか?
大変興味深い考察ですね。
確かに携帯電話やスマホに使うCPU的なICは、いくら価格を抑えろと言われても少なくとも当時は性能をupさせ続けなければ、最終製品の競争力を阻害してしまう右肩上がりの時代でしたでしょうから、先端プロセスを使うしか選択肢が無かったであろうと想像します(←この辺は今も変わらないかもしれませんが)。
が、確かに撮像素子ともなれば、特に10年前は写メールがやっと日本でも普及してきたくらいの時代でしょうから、せいぜい100万画素程度の撮像素子に最先端プロセスで製造する必然までは無かったかもしれませんね。
端末自体も今ほどには薄型ではなかったですから、多少イメージサークルが大きくなって光学モジュールに厚みが出ても致命的ではなかったかもしれませんし。
いわんや、APS-Cやフルサイズなど、イメージサークルが規格で策定されてしまっている向けのイメージャーは、有効画素領域がチップ面積の大半を決めてしまっていて、例え先端プロセスを用いて製造しても、収量に与えるインパクトが大きくは無かったでしょうし。
>当時、大手Imagerベンダーで何社、黒字だったのか、シニカルに見てしまいます。
今後、車載されるイメージセンサの個数も飛躍的に増大することが予想されますが、車製造世界の巨大ピラミッドの最下層として、イメージセンサもしくはカメラモジュール製造メーカーが、”価格強制力”に屈して、今後も薄利多売を続けなければならない姿が見えるような気がします(^^;)
>現在のアップルもいろいろ言われていますが、日系メーカーから見て(特にSONY?)、ノキアよりは、相性のいい相手ではないでしょうか。
これは、「アップルはブランドイメージを維持向上するために、写り≒性能がよければ多少高価なセンサでも購入する」だろうというような意味でしょうか?
>電子産業の世界で、現実は現実として見るという態度を取ると、いやな感じが伴います。
ストレートに言うと、日系メーカーの電子産業分野での地位低下が著しいということでしょうか。”電子立国日本”とタイトルに銘打たれたNHK番組を見ていた時代がウソの様ですね(--;)
>上のコンテンツに書かれている内容が、10年前と比較して、報道価値が変わっている、ということを頭の片隅に置きつつ、全体を眺めていくことが必要かも。
↑最後のこのコメントのニュアンスを私が正確に掴めたか怪しいです。
これは”10年前に比べて電子産業中のスマホの地位=比重が重たくなったから、その主要部品である撮像素子の座を日本のメーカーが取り戻したというニュースの比重は、10年前と比べると遥かに大きくなっているよ”という意図でしょうか?
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