http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20120330_520098.html
特に搭載センサの技術面としての面白いコメントは少ないのですが、以下あたりでしょうか。
・基本的な技術はEOS用センサと同じ
・(レンズ一体型のため)オンチップマイクロレンズの最適化で、画面周辺の光量落ちが少なくなるよう工夫
また、その他カメラスペックを決めるためのセンサ回りのスペックコメントとして・・・
・フルHD動画用に高速に読み出したかったので従来機のCCDからCMOSセンサ採用
・1.5型のセンサに決めたのは以下の思考順で
1)(画質を高めるために) 4.3umの画素ピッチを決定
2) 上記画素ピッチでの画素数とチップサイズのバランスの良いところ ←チップサイズ大≒光学系及び筐体サイズ大と画素数のトレードオフの両立
ちなみに、アスペクト比を4:3にしたのは、3:2に対してレンズのイメージサークルの効率が良いので、光学系ひいては筐体サイズの小型化に貢献するから
私には上記の様に読み取れました。
その他気になるのは以下の様なところでしょうか。
・センササイズはG12のもの(1/1.7型)と比較して、約6.3倍の大きさ
・1画素の受光面積はG12のもの(1/1.7型)と比較して、約4.5倍の大きさ
・ダイナミックレンジが(センサ画素ピッチが大きくなったことによって)広くなり、低ISO画質も良くなっている
APS-Cに近いサイズのセンサを搭載したコンパクト&ズーム4倍カメラは、今までにないコンセプトですので、この商品自体の市場受けがどうなるか要注目ではないでしょうか。
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