タイトル通りなのですが、
昨日6/9、ON Semiconductor (オンセミコンダクター)がAptina imaging (アプティナ)を買収したようです。
特にこれといった情報がある訳では無いのですが、なかなかimagerマニアとしては置いておけない話だと思いますのでblogに残しておこうと思います。
Aptinaの調子はさほど良く無い(ソースが直ぐに見つからないのですが、最近日本法人の開発部隊は解散したと聞いた気がします)とは聞いていたのですが、”それが本当だとすると、
”Omnivision(オムニビジョン)、ソニー、に恐らく次ぐ第三位のイメージセンサ供給メーカーでも厳しい(≒儲けが出ない)とは、イメージセンサ製造の世界もかなり厳しいものですね。
そういえばこちらもソースが見つかりませんが、Aptinaセンサを製造していたFabのLFOUNDRYも最近動きがあったような記憶があります。
で、買収元がON Semiconductor。単純に潰れるよりはAptinaにとっては良かったのでは無いでしょうか。
それとも上のリンクの発表の様に、ONSemiconductorがAptinaを欲しくて欲しくてたまらなくて、超前向きな話と額面通り受け取るべきでしょうか。
買収額は$400Mということで、乱暴には¥400億。
上記リンク先の記事の以下抜粋箇所を見ると、
”同社(オンせみコンダクタ)が戦略的にフォーカスしている主要分野である車載・産業市場向け高性能CMOSイメージセンサーのリーディングプロバイダーであるアプティナイメージング社の買収について最終合意を結んだと発表しました。アプティナが製品を提供しているその他の市場には、カメラ、モバイルデバイス、コンピューティング、ゲームプラットフォームがあります。”
とあります。
ON Semiconductor的には、車載及び産業用のセンサを特に欲しているようで、デジカメ、スマホの民生用センサの方はオマケに近い扱いに見えなくもないです。
今後の旧Aptinaからのセンサリリースに今回の買収はどのような影響を与えるでしょうか?
スマホカメラで特にアプティナ製センサにこだわっている方は少ないでしょうから、さしあたってはやはりNikon1搭載Aptina製センサの行方に要注目ですね。
(問題無く今後も新型含めて開発されるような気がしますが)
ちなみにアプティナ側の発表は
これです。
[5回]