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Imager マニア

デジカメ / デジタルビデオカメラ / スマホ用の撮像素子(イメージセンサ/imager/CMOSセンサ)について、マニアな情報や私見を徒然なるままに述べるBlogです(^^;)

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ToF (Time of Flight) を調べてみた その1[概要] ~新たな分野(?)にチャレンジしようシリーズ(?)

と言う訳で、この春発売された一眼カメラで取り上げたい機種は(Nikon D5 / D500Canon EOS-1D X MarkⅡ 以外でも)他にもあったのですが、
如何せんもう旬が過ぎてる気がしますので置いておいて(^^;)、私が以前から興味があったToF(Time of Flight)方式のセンサについて、調べたことを今日は残しておこうと思います。
こういうのを気合い入れて始めると続かなくなる性格なのを知っているので、まずはゆる~い感じで(^^;)

 まずToFって?
というところですが、
物体との距離を計測する目的で使われる(作り方によっては通常の撮像素子との兼用も可能?)という私の認識です。
”光速”が既知の情報として存在するため、撮像素子側から光を照射し、対象物に反射して戻ってくるまでの遅れ時間(時間的ズレ)を画素ごとに計測することにより
二次元配列のセンサを用いれば、対象物との距離を二次元的に把握することが可能という。

手っ取り早くイメージするには、以下の様な画像を見て頂くのが良いでしょうか。

↑画像はこちらの組織のHPから拝借させていただきました

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ソニー熊本テクノロジーセンターの建屋とニコンの今期のデジカメ販売台数と ~blog復帰で徒然と

GWに言い訳を求めて、2週連続blogエントリ休んじゃいました(^^;)。一応再開です。

私がサボっていた(?)最中でも、ソニー熊本テクノロジーセンターの復旧作業は進んでいたようで、今月(5月)17日~徐々に再開されることがアナウンスされた様です。
ひとまず何よりなことですね(^^)

 今回のニュースで一点”あれ?”と感じたのが、
ウェハー製造工程(≒前工程)の方が、検査・実装工程(≒後工程)よりも、被害が小さく、そしてわずかながら再開の時期も早かったという点です。
私はてっきりウェハ製造工程の方が精度が要求され、それ故製造装置にも精密なものが多く、”同じ揺れが襲った際には前工程の方がダメージが大きく、復旧にもその分時間を要すだろうな”と思っていました。
で、この↓AVwatchさんの記事・写真を見て、上記について”なるほど”と合点がいきました。

↑ソニー熊本テクノロジーセンターの建屋の基本構造図で、高層階に後工程ラインが、低層階に前工程ラインが入っていたとのこと

 まず、
①揺れの影響がより小さいと想定される低層階側に、より精度が要求される前工程ラインを設置する
 そして
②(同じ建屋と言いつつも普通のビルなどと異なり、)低層階が高層階の揺れの道連れで揺れない様に、実際には低層階と高層階は基礎部分から別の建屋として建てられている節がある
 そして(上部簡易構造図を信じると、)そもそも基礎の取り方(≒本数)も低層階の方がしっかりしている

 半導体製造工場は、ソニーに限らず割とどこも①の様なレイアウトにしているところは多いのではないかなと思うのですが、
(②は私が勝手にそういう意図なのだろうと思っただけで、実際そういう狙いなのかはともかく、)②の様な建屋の構造を取っている場合があるということを、私は今回初めて知りました。
これは結構常識的なことなのでしょうか?

結果、恐らく上記①&②の効果で、相対的にはウェハ製造工程の方が検査・実装工程よりも被害の程度が軽微で収まることになり、その分復旧・再開が早くなったということなのだと、個人的に納得しました。



 さて、上記ソニー熊本テクノロジーセンターの製造撮像素子が主にデジカメ/監視カメラ用途向けだったことにより、デジカメ各社の今後のカメラの生産・販売状況が気になるところですが、
まず、この5月中旬をもって、デジカメ生産各社の'15年度決算発表が出揃いました。
この決算は'16年3月一杯〆めのものですので、熊本の地震関係の影響は当然含まれていないものです。
 ここでは金額では無く販売台数に着目しようと思いますが、結論から書きますと、
ニコン/オリンパス/ソニー/キヤノン以外の会社は、ここ2年程度はデジカメの売り上げ台数について公表していません。
また、レンズ交換式とコンパクトデジカメの台数内訳を公表しているのは、上記4社の中でもニコンとオリンパスの2社だけです。また、キヤノンが公表しているのは厳密には台数では無く、”対前年比増減割合(%)”のみになります。
 ここ数年の各社の推移を図にしたものを以下に載せます。

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NAB show 2016 ~4K / IP化 / HDR / VR 新カメラ自体は少ない年

ソニーの熊本工場は、デジカメ及び監視カメラ向けセンサ生産の主力工場とのことで、
現在もまだ生産再開の目途は立たないようなので、しばらくしたらデジカメは品薄になるかもしれませんね。
ちなみにスマホ用センサの主力生産工場は(上記リンク先記事によれば)長崎の様で、長崎の方は大きなダメージも無く直ぐに再開した様子ですので、iPhoneやGalaxyへの影響はむしろ無さそうな雰囲気です。


 さて、NAB(乱暴に言うと米国の放送機器展)も終了しました。
以前の弊blogエントリで、ソニーから4K480fps可能なカメラが発表されるのでは?ということを書きましたが、
正解は、TV局用カメラ↓でした

↑お名前は、”HDC-4800”という様で、そのお値段はざっと¥4000万ほどだとか・・・
流石にTV局用、更には流石に高性能なカメラ、お値段も流石ですf(^^;)

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キヤノンEOS-1D X MarkⅡとその搭載撮像素子(外観)について ~または九州はシリコンアイランド

熊本の地震、大変なことになってますね。
被災された方、無責任な言葉だけで恐縮なのですが、
「しばらくは耐えてそして頑張り屋の方はあまり頑張りすぎないように気を付けてください」

 暮らしている方の命とその生活が第一だという前提で、
次に気になるのは、実は九州は半導体関係の工場が国内で非常に多い地域だということです。
資料が作られた時期が2009年で少し古いですが、参考までに”九州半導体関連企業立地マップ
表紙の次のページに立地マップが載っています。
 熊本県を確認すると・・・
車載関連、太陽電池、検査装置、システムLSI、SRAM、フラッシュメモリ・・・様々な半導体関係の工場が立地していることがわかります。
そして、撮像素子関連で言うと、ソニーの熊本テクノロジーセンター。

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CP+2016 ~備忘録:各社フラグシップカメラ発表年

NABへ向けて各社から様々なカメラがそろそろ発表され始める頃だと思いますが、
そんな中、まずは(?)NHKから1.3億画素センサ搭載の8K単板小型(?今までの3板式と比較して)カメラが発表されましたね。
これは2年前にNHK技研公開で発表されたコチラのセンサが搭載されたものだと思われます。
昨年のNHK技研公開でカメラ化されたものが発表されるかと期待していましたが、そうはならず。1.3億画素センサをカメラに搭載するのに凡そ2年近く掛かっています。
やはり1年ではカメラ化を望むのは欲張り過ぎでしょうか(^^;)
 今年のISSCCでNHKなどから発表された、33Mpix(=8K)240fpsセンサが搭載された実動カメラを拝めるのは、この調子だと再来年のNABか技研公開時でしょうかね。

 そして今年のNHKの技研公開。
来月(5月)の下旬ですが、詳細はまだですが、展示内容は公開されてますね。

冒頭NAB発表&展示の1.3億画素センサ搭載カメラは技研公開でも展示されそうで、それが恐らくリンク先の”A3”(フル解像度8K単板カメラシステム)ですね。
そして、弊blog注目の撮像素子関連ですが、今年は恐らく以下3つですね。
 E1 :次世代イメージセンサ技術
 E-P1:光電変換膜積層型固体撮像デバイス
 E-P2:有機撮像デバイス


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